今回ご紹介するのは
京都市上京区にある
福長神社(ふくながじんじゃ)です!
福長神社のすぐ近くには
京都御苑(きょうとぎょえん)や
梨木神社(なしのきじんじゃ)があるんですよ~
福長神社の創建された時期等の
詳しい事はわかっていないそうですけれど
ご祭神である福井神(さくいのかみ)と
綱長井神(つながいのかみ)は
平安時代、宮所(みやどころ)を守護をする為
宮中(平安京大内裏)の神祇官西院
(じんぎかんさいいん:現在の大宮竹屋町)に
座摩神(ざまのかみ、またはいかすりのかみ)
として別々にお祀りされていたそうです
鳥居の横にあるお地蔵さん
座摩神というのは
御巫(みかんなぎ)と呼ばれる女性神職のうちの
座摩巫(ざまみ)によってお祀りされた
生井神(いくいのかみ)
福井神(さくいのかみ)
綱長井神(つながいのかみ)
波比祇神(はひきのかみ)
阿須波神(あすはのかみ)の五柱の事です
その後、安土桃山時代に
福井神と綱長井神のニ柱を合祀して
現在地へと移ってきたんですね
織田信長(おだのぶなが)が
上杉謙信(うえすぎけんしん)に送った
洛中洛外図屏風
(らくちゅうらくがいずびょうぶ)には
現在の場所に福長神社が描かれているそうです♪
ちなみに福長神社の名前は
福井神(さくいのかみ)と
綱長井神(つながいのかみ)を祀っている事から
それぞれの頭文字を取って
福長神社としたそうですよ
また、その後に
お稲荷さんを合祀した事から
福長稲荷とも呼ばれているそうです
それでは早速、中に入っていきましょう♪
鳥居をくぐると
目の前に拝殿があります。
拝殿
こちらは拝殿の奥にある本殿です。
本殿
本殿には冒頭でも触れたように
福井神と綱長井神がお祀りされています
福井神と綱長井神は
どちらも井戸の神様で
福井神は栄井神とも書き
井戸の水の永遠を意味し
綱長井神は、綱の長~い井戸という事で
水が枯れない事を意味しているようです
つまりどちらも水の神様というワケです!
こちらは境内の様子です。
拝殿の横に1本のご神木が植えられています。
以前は、もっと大きなお社だったそうですけれど
1788年に起こった天明の大火によって焼失し
現在のような小さな祠となったみたいです
小さな祠ですけれど
地元の方々に水神様として大切にお祀りされ
毎年11月には、お火焚祭も行われているそうです
ご興味のある方は是非
訪れてみてはいかがでしょうか
そんな福長神社の場所はコチラ↓