今回ご紹介するのは

京都市上京区の

晴明神社(せいめいじんじゃ)にある名水


晴明井(せいめいい)

晴明井(せいめいい)です!


晴明井は

安倍晴明(あべのせいめい)の

念持力によって湧き出したといわれ

この湧水を飲めば

悪病や難病が平癒すると伝わっているんですよ~


説明書き

五芒星(ごぼうせい)を象った

大変特徴的な外見ですよね!


晴明紋とも言われるこの星形のマークは
陰陽道で魔除けの呪符とされ
晴明は呪術の際に使用したそうですよ


五芒星が描かれた絵馬

五芒星は晴明神社の絵馬にも使用されています。


そして驚く事に実はこの井戸の上部

実は動くんですね~♪


立春の日に神職の方が
井戸の上部を動かして水の湧き出る取水口を
その年の恵方の方角に向けるんだそうです!

※写真の晴明井は既に今年の恵方を向いている状態です。


そんな安倍晴明とは

一体何者なのかと言いますと

平安時代の陰陽師(おんみょうじ)であり天文学者で

なんと!6代もの天皇に

長きに渡って仕えた人物なんですね


ちなみに陰陽師とは

中国から伝わった陰陽思想に基き

星や雲の動きを観察し

異変の予知や、吉凶などを占う人の事です


晴明神社

そしてここ晴明神社

そんな安倍晴明をお祀りしている神社

というワケなんです


観光客の方に人気のスポットなので

訪れた事がある人も多いかも知れませんね。

※陰陽師や安倍晴明について詳しくは、晴明神社 その1、晴明神社 その2の記事をご覧ください。


さて、今回ご紹介している晴明井は
悪病や難病が平癒するというだけでなく
かの千利休(せんのりきゅう)が
茶の湯に使ったともいわれているんです!


あの利休が茶の湯に使うくらいですから

きっと美味しいにきまってますよね


ちなみに千利休は

豊臣秀吉(とよとみひでよし)が建てた

聚楽第(じゅらくだい)があった頃

この辺りに住んでいたようで

この晴明井から汲んだ水を茶の湯に用い

秀吉にも振る舞ったそうですよ


千利休居士聚楽屋敷趾と刻まれた石碑

千利休居士聚楽屋敷趾と刻まれています。武者小路千家家元が石碑を奉納されたそうです。


後に利休はこの地で切腹となるわけなんですけれど

最後に飲んだお茶も
晴明井の水を使ったお茶だったと
いわれています。


そんな晴明井のある

晴明神社の場所はコチラ↓


大きな地図で見る

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