今回ご紹介するのは
京都市上京区の
晴明神社(せいめいじんじゃ)にある名水
![晴明井(せいめいい)](2015/03/18/01/2015-03-18-2.jpg)
晴明井(せいめいい)です!
晴明井は
安倍晴明(あべのせいめい)の
念持力によって湧き出したといわれ
この湧水を飲めば
悪病や難病が平癒すると伝わっているんですよ~
![説明書き](2015/03/18/01/2015-03-18-3.jpg)
五芒星(ごぼうせい)を象った
大変特徴的な外見ですよね!
晴明紋とも言われるこの星形のマークは
陰陽道で魔除けの呪符とされ
晴明は呪術の際に使用したそうですよ
![五芒星が描かれた絵馬](2015/03/18/01/2015-03-18-4.jpg)
五芒星は晴明神社の絵馬にも使用されています。
そして驚く事に実はこの井戸の上部
実は動くんですね~♪
立春の日に神職の方が
井戸の上部を動かして水の湧き出る取水口を
その年の恵方の方角に向けるんだそうです!
※写真の晴明井は既に今年の恵方を向いている状態です。
そんな安倍晴明とは
一体何者なのかと言いますと
平安時代の陰陽師(おんみょうじ)であり天文学者で
なんと!6代もの天皇に
長きに渡って仕えた人物なんですね
ちなみに陰陽師とは
中国から伝わった陰陽思想に基き
星や雲の動きを観察し
異変の予知や、吉凶などを占う人の事です
![晴明神社](2015/03/18/01/2015-03-18-1.jpg)
そしてここ晴明神社は
そんな安倍晴明をお祀りしている神社
というワケなんです
観光客の方に人気のスポットなので
訪れた事がある人も多いかも知れませんね。
※陰陽師や安倍晴明について詳しくは、晴明神社 その1、晴明神社 その2の記事をご覧ください。
さて、今回ご紹介している晴明井は
悪病や難病が平癒するというだけでなく
かの千利休(せんのりきゅう)が
茶の湯に使ったともいわれているんです!
あの利休が茶の湯に使うくらいですから
きっと美味しいにきまってますよね
ちなみに千利休は
豊臣秀吉(とよとみひでよし)が建てた
聚楽第(じゅらくだい)があった頃
この辺りに住んでいたようで
この晴明井から汲んだ水を茶の湯に用い
秀吉にも振る舞ったそうですよ
![千利休居士聚楽屋敷趾と刻まれた石碑](2015/03/18/01/2015-03-18-5.jpg)
千利休居士聚楽屋敷趾と刻まれています。武者小路千家家元が石碑を奉納されたそうです。
後に利休はこの地で切腹となるわけなんですけれど
最後に飲んだお茶も
晴明井の水を使ったお茶だったと
いわれています。
そんな晴明井のある
晴明神社の場所はコチラ↓