今回ご紹介するのは
京都市西京区にある
中村軒(なかむらけん)の名物
麦代餅(むぎてもち)です!
中村軒のすぐ北側には
日本庭園の中でも最高の名園と呼ばれる
桂離宮(かつらりきゅう)があるんですよ
ちなみに中村軒は
1883年(明治16年)に中村由松が
桂で饅頭屋を開いたのが始まりで
丹波や丹後方面に行く往来客の間で
『かつら饅頭』として
評判だったそうです
そんな中村軒で売られている麦代餅は
昔、麦刈りや田植えの際に
間食として食べられていたそうで
農家が忙しくなる農繁期には
直接、田畑まで届けられていたみたいですよ
そして農繁期が終わる頃になると
刈り取った麦で、お餅の代金を支払ったと
いわれているんですね
つまり!お餅と麦を交換するという
物々交換をしていたというワケですよね
すでに『麦代餅』というネーミングから
気付いた人もいると思うんですけれど
このような経由から名付けられたそうですよ~
ちなみにそのお代は
間食1回分の麦代餅2個で
約五合の麦と等価だったみたいです
その後、中村軒は明治末期になると
久邇宮(くにのみや)家御用を
拝命したそうです
さて、こちらの麦手餅は
お餅の中に粒餡を入れて
上からきな粉がふりかけてられています♪
そして中村軒の餡は
全てが北海道産の小豆を使っているらしく
しかも無添加なんだそうですよ
その餡は、竈(かまど)で
くぬぎの割り木を燃やして
じっくり炊き上げる昔ながらの製法で
作られているそうです。
大きさは写真で伝わらないかもしれませんけれど
間食として食べられてたのも
納得するくらい意外に大きなサイズでした♪
※ちなみにミニサイズも売られています。
お餅は大きく厚みがあるわりに
とても柔らかく
甘さが控えめでとても美味しかったです
ちなみに予約無しでも購入する事は出来るんですけれど
夕方になると完売している事も多いので
買いに行かれる方は事前にお電話で
確認した方がいいかも知れません
そんな麦代餅を作っている
中村軒の場所はコチラ↓