今回ご紹介するのは
京都市西京区の下津林(しもつばやし)にある
五社神社(ごしゃじんじゃ)の
御当祭(おとうさい)です!
こちらの御当祭は
子供の健やかな成長や
五穀豊穣を願うといったお祭なんですよ~
名前だけを聞くと
お父さんの祭と勘違いしちゃいそうですよね
もともとは
春分の日に行われていたようですけれど
最近は3月第2日曜日に
行われているようです
五社神社についても
簡単にご紹介しますと
神社の創建などについて
詳しくわかっていないそうなんですけれど
本殿前の石灯籠に暦應二年(1339)と
刻まれている事から
中世には成立したと考えられています
本殿に天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)や
天手力男命(あめのたぢからおのみこと)等の10柱を
お祀りしています
※天手力男命は天照皇大神が天の天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまった際に岩戸の扉を放り投げた神様として知られています。
それでは早速レポートしていきましょう♪
午前10時に五社神社に到着すると
すでに烏帽子(えぼし)を被った稚児や
親御さん、氏子の方等
多くの方が集まられていましたよ
その後、宮司さんが出てこられ
本殿で神事が行われます。
本殿ではお祓いの後
祝詞(のりと)が奏上され
その後、稚児も両親と一緒に
玉串をお供えしていました
まだまだ幼い稚児なんですけれど
しっかりと所作をこなしていました♪
そして約20分程の本殿神事が行われた後
茅葺の舞台の前で再びお祓いをして
宮司さんや稚児、氏子の方が
神社の周りを練り歩きます
その際、氏子の方はそれぞれ手に
菱形のお餅や丸いサイトモ
梅の枝を乗せた鏡餅
鏡餅
小判に見立てたお餅や花餅を
小判
花餅
持っているんです!
一体何を表しているかわかりますか~??
これはなんと!稲を表していると
いわれているんですね~
菱形のお餅は早稲(わせ)を
早稲
丸いサトイモは晩稲(おくて)
晩稲
そしてお餅とサトイモの
15本ずつのものが中稲(なかて)を
中稲
意味しているんだそうですよ~♪
つまり!稲の豊作を
願っているという事なんだと思います♪
一行は神社の周りを約15分程かけて
練り歩くと、再び境内へと戻ってきます。
稚児
境内に戻ってきてからは、お餅を焼いて
直会(なおらい・神前に供えたお下がりを食べる事)を
行っていました♪
子供たちの晴れ姿に
親御さんは自然と笑みをこぼして
いらっしゃいましたよ~
そんな御当祭が行われた
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