今回ご紹介するのは
京都市右京区の松尾大社(まつのをたいしゃ)にある
亀の井(かめのい)です!
こちらの亀の井は
松尾大社社殿の背後にある松尾山から
湧き出ている水を引いたもので
古くから名水といわれているんですね~
ちなみに松尾大社は
四条通りの西の突き当たりにある神社で
秦氏が書いた
『秦氏本系帳(はたうじほんけいちょう)』によると
701年(大宝元年)に勅命によって
秦忌寸都理(はたのいみきのとり)が
松尾山大谷杉の磐座の神様を勧請して
創建したのが始まりなんだそうです
そんな松尾大社の亀の井のある場所は
本殿と社務所の間にある
渡り廊下の下をくぐって
渡り廊下
『霊亀の滝(れいきのたき)がある
滝御前社
『滝御前社(たきごぜんしゃ)』の前です!
亀のお口から名水が出ているのが
なんとも言えず可愛いですね
ちなみに楼門の側にある
手水鉢の水は
亀の井とは違いますので間違えないで下さい
そんな亀の井のある松尾大社は中世以降
『お酒の神様』といわれるようになったんですね♪
松尾大社の『酒由来の事』によれば
神代の昔に八百万の神様が松尾山に集まった際
皇国の守護について話し合っていたんですけれど
どうもその席にお酒が無かったそうなんですね
そこで松尾大神が嵐山のお米を蒸し
松尾山から湧き出る水を使ってお酒を作り
神様達に振る舞った所大変喜ばれたみたいです
そんな松尾山から湧き出る水
亀の井の水を
お酒の醸造の際に混ぜると
お酒が腐らないといわれていたり
飲めば長寿を保つと信じられている事から
『延命長寿』、『蘇りの水』とも
いわれているそうです
酒樽
こちらは境内にある
全国の酒造業者が奉納した酒樽です
お酒の神様として
全国的に知られているだけあって
酒樽の数も凄いですねっ
また、松尾大社の境内には
お酒の資料館というものがあって
お酒造りがどのようなものなのかも
紹介しているんですよ
そんな松尾大社では
上卯祭(じょううさい)の様子です。
毎年11月の上卯日に行われる上卯祭(じょううさい)で
『醸造安全祈願(じょうぞうあんぜんきがん)』が行われ
中酉祭(ちゅうゆうさい)の様子です。
4月の中酉日に行われる中酉祭(ちゅうゆうさい)で
『醸造完了感謝祭(じょうぞうかんりょうかんしゃさい)』が行われます!
※上卯祭について詳しくは、上卯祭 2012(松尾大社)の記事をご覧下さい。
という事で今回は松尾大社にある名水
亀の井をご紹介しました~
実際に名水を飲む事も出来るので
よかったら訪れてみて下さいね
亀の井のある松尾大社の場所はコチラ↓
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