こんにちは!
最近は、少しずつ暖かくなってきましたね
さて本日は、特別拝観真っ最中の
真如堂に行ってきましたよ!
真如堂は天台宗のお寺で
正式名称を
真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)と言います。
今の時期、真如堂で何が行われているのかといいますと・・・
縦6.2メートル、幅4.5メートルもある
巨大な涅槃図(ねはんず)を
特別公開しているんですね~
この涅槃図は三井家(財閥)の女性達の寄進により
1709年、僧・厭求(えんぐ)や海北友賢(かいほうゆうけん)らによって
制作されたといわれています。
※真如堂は三井家の菩提寺です。
ちなみに涅槃図は
仏教の開祖である釈迦(しゃか)の
入滅の様子を描いたものなんですよ!
※入滅とは、徳の高い、高僧が亡くなることです。旧暦の2月15日に入滅したといわれています。
北枕で横たわる釈迦を囲んで
弟子や動物が悲しんでいる様子が描かれています。
釈迦は特に、これといった説明もいらないと思いますけれど
一応念の為簡単にご説明しますね
釈迦は今から2500年前
インドのカピラバストの王子として誕生しました。
そして、産まれて間もなく
7歩歩いて、右手で天を指し
左手で地を指して
「天上天下唯我独尊!」と
話したといわれています
その後、厳しい修行をし
35歳で悟りを開いたといわれているんですね。
ちなみに今回、涅槃図は
撮影が禁止されていたため
ありませーん!
涅槃図もないのに
ご紹介するというのは
少し変な気もしますけれど
そこは我慢してくださいね
こちらは真如堂の涅槃の庭です。石で表現されているんですね。
ちなみに真如堂の涅槃図は
一般的な涅槃図に比べると
ちょっと変わっているんですよ!
どの辺が変わっているのかと言いますと・・・
まず、動物の種類が多い!!
なんと真如堂の涅槃図は
動物の数が127種類
これは日本でも最多だとされています。
他の涅槃図では見かけない
魚や昆虫までもが描かれているんですね。
次に猫が描かれている
え?猫を描いちゃダメなの??
と思うかも知れませんけれど
涅槃図には猫は描かないというのが
一部でいわれていたりします。
その理由は・・・
釈迦の母が
横たわる釈迦のために
極楽から薬袋を沙羅双樹(さらそうじゅ・花)めがけて
投げ落としたんですけれど
枝に引っかかってしまうんですね。
その引っかかった薬袋を
ネズミが取りに行くのに
猫に邪魔をさせないためだそうです。
※沙羅双樹について詳しくは、東林院の記事をご覧下さい。
しかし、この話は諸説あり
実際には信憑性の無い話だといわれています
ちなみに涅槃図を見に行くと
もれなく花供曽(はなくそ)がもらえます!!
えぇ!!
はなくそ?
あの・・・!?
と思いますよね~
でも違うんですよ
花供曽というのは無病息災になるといわれている
縁起のいいものなんですね。
変わった名前ですけれど
名前の由来は
仏様への供物を意味する
花供御(はなくご)だそうです。
味は、黒砂糖が使われている事もあり
かりんとうのような感じです。
とてもおいしかったですよ~
涅槃図の特別拝観は
3月いっぱいまで公開されているそうですので
ご興味のある方は真如堂まで
足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
※ちなみに毎年公開されています。
また涅槃図が公開される時期は
椿の季節でもあります!
真如堂の椿も
見ごろを迎えていて
とても綺麗に咲いていましたよ
是非、椿も合わせてご覧下さいね。
そんな現在特別公開中の涅槃図が見れる真如堂の場所はコチラ↓
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