こんにちは!
最近は、少しずつ暖かくなってきましたね
さて本日は、特別拝観真っ最中の
真如堂に行ってきましたよ!
![真如堂の石碑](2010/12/17/01/2010-12-17-1.jpg)
真如堂は天台宗のお寺で
正式名称を
真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)と言います。
![大涅槃図特別公開中](2014/03/25/01/2014-03-25-2.jpg)
今の時期、真如堂で何が行われているのかといいますと・・・
縦6.2メートル、幅4.5メートルもある
巨大な涅槃図(ねはんず)を
特別公開しているんですね~
この涅槃図は三井家(財閥)の女性達の寄進により
1709年、僧・厭求(えんぐ)や海北友賢(かいほうゆうけん)らによって
制作されたといわれています。
※真如堂は三井家の菩提寺です。
ちなみに涅槃図は
仏教の開祖である釈迦(しゃか)の
入滅の様子を描いたものなんですよ!
※入滅とは、徳の高い、高僧が亡くなることです。旧暦の2月15日に入滅したといわれています。
北枕で横たわる釈迦を囲んで
弟子や動物が悲しんでいる様子が描かれています。
釈迦は特に、これといった説明もいらないと思いますけれど
一応念の為簡単にご説明しますね
釈迦は今から2500年前
インドのカピラバストの王子として誕生しました。
そして、産まれて間もなく
7歩歩いて、右手で天を指し
左手で地を指して
「天上天下唯我独尊!」と
話したといわれています
その後、厳しい修行をし
35歳で悟りを開いたといわれているんですね。
ちなみに今回、涅槃図は
撮影が禁止されていたため
ありませーん!
涅槃図もないのに
ご紹介するというのは
少し変な気もしますけれど
そこは我慢してくださいね
![涅槃の庭](2010/12/17/01/2010-12-17-9.jpg)
こちらは真如堂の涅槃の庭です。石で表現されているんですね。
ちなみに真如堂の涅槃図は
一般的な涅槃図に比べると
ちょっと変わっているんですよ!
どの辺が変わっているのかと言いますと・・・
まず、動物の種類が多い!!
なんと真如堂の涅槃図は
動物の数が127種類
これは日本でも最多だとされています。
他の涅槃図では見かけない
魚や昆虫までもが描かれているんですね。
次に猫が描かれている
え?猫を描いちゃダメなの??
と思うかも知れませんけれど
涅槃図には猫は描かないというのが
一部でいわれていたりします。
その理由は・・・
釈迦の母が
横たわる釈迦のために
極楽から薬袋を沙羅双樹(さらそうじゅ・花)めがけて
投げ落としたんですけれど
枝に引っかかってしまうんですね。
その引っかかった薬袋を
ネズミが取りに行くのに
猫に邪魔をさせないためだそうです。
※沙羅双樹について詳しくは、東林院の記事をご覧下さい。
しかし、この話は諸説あり
実際には信憑性の無い話だといわれています
ちなみに涅槃図を見に行くと
![花供曽](2014/03/25/01/2014-03-25-1.jpg)
もれなく花供曽(はなくそ)がもらえます!!
えぇ!!
はなくそ?
あの・・・!?
と思いますよね~
でも違うんですよ
花供曽というのは無病息災になるといわれている
縁起のいいものなんですね。
変わった名前ですけれど
名前の由来は
仏様への供物を意味する
花供御(はなくご)だそうです。
味は、黒砂糖が使われている事もあり
かりんとうのような感じです。
とてもおいしかったですよ~
涅槃図の特別拝観は
3月いっぱいまで公開されているそうですので
ご興味のある方は真如堂まで
足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
※ちなみに毎年公開されています。
また涅槃図が公開される時期は
椿の季節でもあります!
![椿](2014/03/25/01/2014-03-25-3.jpg)
真如堂の椿も
見ごろを迎えていて
とても綺麗に咲いていましたよ
是非、椿も合わせてご覧下さいね。
そんな現在特別公開中の涅槃図が見れる真如堂の場所はコチラ↓
大きな地図で見る