今回も京都検定の過去問をお届けします。
1級~3級まで出題しているので
チャレンジしてみて下さいね
では1問目です。
【問題】
京都市役所本館や京都府立図書館など、多くの建物の設計に関与した( )は、京都の近代建築の礎を築いた。
ア.武田五一(たけだごいち)
イ.木村得三郎(きむらとくさぶろう)
ウ.片山東熊(かたやまとうくま)
エ.松室重光(まつむろしげみつ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ア.武田五一
武田五一は
明治から昭和にかけて活躍した
建築家です。
『関西建築界の父』とも言われているんですよ
自身の作品だけでなく
京都帝国大学(現・京都大学)に工学部建築学科などを設け
後進を育成したとも言われています。
また近代建築だけでなく
平等院など寺社建築の改修も
多く手がけたそうですよ。
それでは、2問目です。
【問題】
醍醐天皇の命により紀貫之(きのつらゆき)らが編さんした( )は、わが国最初の勅撰和歌集である。
ア.古今和歌集(こきんわかしゅう)
イ.後撰和歌集(ごせんわかしゅう)
ウ.千載和歌集(せんざいわかしゅう)
エ.新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ア.古今和歌集
古今和歌集は
平安時代前期に作られた
勅撰和歌集で全20巻あります。
歌人である
紀貫之、紀友則(きのとものり)
壬生忠岑(みぶのただみね)
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)
の4人よって選ばれた歌が
1111首、収録されているそうですよ
ちなみに祇園祭の山鉾の1つ
黒主山(くろぬしやま)に飾られている
『大伴黒主(おおとものくろぬし)』は
紀貫之が古今和歌集仮名序で挙げた歌人の中の1人なんです。
※古今和歌集仮名序とは、古今和歌集の仮名で書かれた序文の事です。黒主山について詳しくは、祇園祭 黒主山(八坂神社)の記事をご覧下さい。
引き続き3問目にいってみましょう。
【問題】
神輿や三宝、雅楽関係品、神職や巫女の衣装、神鏡などは( )として、京都府知事指定伝統工芸品に指定されている。
ア.京仏壇・京仏具
イ.京表具
ウ.京石工芸品
エ.京の神祇装束調度品
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
エ.京の神祇装束調度品(じんぎしょうぞくちょうどひん)
神祇装束調度品とは
祭祀や祭礼に使う調度品や装束の事なんですね。
※神祇とは、天の神と地の神を表します。
大きく分けると
『神具(神輿や三宝、雅楽関係品)』と
『装束(神職や巫女の衣装、神鏡)』の
2つがあり
京都ではそれらの工芸品の
全国需要の85%を供給しているそうですよ
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
落語家の祖として、北野天満宮などで落語を行ったことで知られる大名跡( )が、今年(2005年)、約300年ぶりに復活した。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
露の五郎兵衛(つゆのごろべえ)
露の五郎兵衛は
江戸時代前期に活躍した
噺家(はなしか・落語家)なんですよ。
『上方(京)落語の祖』と言われています。
北野天満宮や四条河原などで
笑い話や歌舞伎の物まねなどをしたそうです
この事から北野天満宮は
上方落語発祥の地と言われているんですね。
境内には彼の石碑も建てられているんですよ。
※北野天満宮について詳しくは、北野天満宮 その2の記事をご覧下さい。
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?