今日は園部市(そのべし・京都府の北西部)にある
生身天満宮(いきみてんまんぐう)の
春祭りに行ってきました
生身天満宮は日本最古の天満宮と言われ
祭神はもちろん菅原道真(すがわらのみちざね)です
この日にしか手に入れる事の出来ない
『雷除御神礼』や『雷除けお守り』が境内では売られています。
道真と言えばやっぱり雷ですよね
※道真と雷について詳しくは、北野天満宮 その2、菅大臣神社 その1の記事をご覧下さい。
そんな生身天満宮の春祭りは
1919年、府社に昇格した事を記念して
行われるようになったという事です。
府社とは神社における社格制度の格付けの1つです。
※現在は新しい憲法になって社格が廃止されていますけれど、今でも『旧社格』として神社の格を表す目安とされる事があります。
では早速、レポートしていきましょう。
10時、本殿で祝詞奏上(のりと・宣言)や
玉串(たまぐし・神様に奉げる榊の枝)奉奠が行われます。
ちなみに境内では午前中の間、雷除けぜんざいが振舞われていましたよ
今日は肌寒く
冷えた体をぜんざいで温める事が出来ました。
その後、12時頃より伊勢神楽の奉納が行われます。
手水舎の所に猿田彦神が置かれていました。
伊勢神楽とは伊勢神宮に参拝出来ない人の代わりに
神楽を奉納する神事です
最後には獅子による曲芸(人の肩の上に乗り傘を回す)も
披露していましたよ。
宮司宅前で伊勢神楽を奉納します。
大神宮前(伊勢神宮・アマテラスオオミカミを祀る)で伊勢神楽を奉納します。
本殿前で宝剣で邪気を切り祓います。
鳥兜をかぶった猿田彦が二頭の獅子を誘導しています。
舞殿前で神楽が奉納されます。
最後には伊勢神楽を締めくくる『魁曲(らんぎょく))』が行われました。
振袖姿の花魁に扮した獅子が日傘をさして
花魁道中を行います。
最後に獅子がおかめに早変わりし、獅子に乗って伊勢神楽を終わりました
その様子は動画でご覧ください。
こうして伊勢神楽が行われた後は
子供達による『子供神輿』や『稚児行列』が出発します
境内に置かれた神輿の前でお祓いを受けると
生身天満宮を13時頃、出発します。
途中、神社から歩いて10分くらいの所にある
お旅所『稲荷神社』を経由し
15時半頃、再び境内に戻ってきます。
途中、雨が降ったりしましたが
神輿と供に子供達は元気良く
練り歩いていましたよ
そんな春祭りが行われた生身天満宮の場所はコチラです↓
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