今回は4月29日に衣縫神社(いぬいじんじゃ)で行われた
![例大祭・針供養](2013/04/29/01/2013-04-29-5.jpg)
針供養をご紹介したいと思います
![水主神社・参道](2013/04/29/01/2013-04-29-1.jpg)
衣縫神社は
城陽市(じょうようし・京都市南部)の
水主神社(みずしじんじゃ)境内にある社で
2柱の祭神
大縫命(おおぬいのみこと)、小縫命(おぬいのみこと)
を祀っています
※これらの神様は糸や針を使った『縫い事の祖』と言われています。
ちなみに水主神社は
崇神天皇(すじんてんのう・第10代天皇)の頃に建てられたと言われ
10柱もの祭神を祀っているんですよ
本日、行われる針供養は
折れて使えなくなった針や
日頃、固いもの(生地)に糸を通している針を
![針が刺されたコンニャク](2013/04/29/01/2013-04-29-3.jpg)
コンニャクなどの柔らかいものに刺して休んでもらい
供養するという神事です
では早速レポートしたいと思います。
![本殿](2013/04/29/01/2013-04-29-2.jpg)
11時頃、衣縫神社の本殿前に関係者が揃い
まずは例大祭が行われます。
![社務所横に置かれたコンニャク](2013/04/29/01/2013-04-29-4.jpg)
針が刺されたコンニャクや
『針乃碑』等にお祓いをした後
![和裁士会の方々](2013/04/29/01/2013-04-29-6.jpg)
祝詞(のりと・宣言)の奏上や
玉串(たまぐし・神様に奉げる榊の枝)奉奠などが行われます。
厳粛とした空気の中
30分程で終了しました
引き続き、境内にある針乃碑前で
針供養が行われます。
石碑の前に先ほどお祓いしたコンニャクを置き
![祝詞](2013/04/29/01/2013-04-29-7.jpg)
神事(祝詞奏上や玉串奉奠)が行われます。
![針乃碑に大量の針を納めます](2013/04/29/01/2013-04-29-8.jpg)
最後に石碑(塚)に大量の針を納め供養します
針を納める時には
「オー」という声を発する
警蹕(けいひつ)を行っていましたよ
※警蹕とは簡単に言いますと、神社等で神事の最中に神職の方が「オー」と声を出して周囲の人に不敬をしないように警告する事です。その場合には、動かずその場で低頭しなければなりません。多くの場合、本殿の御扉の開閉時や神輿等に御霊を移す際に行います。
![最後に一拝](2013/04/29/01/2013-04-29-9.jpg)
こうして全部で1時間程の
神事は終了しました。
ちなみに京都で行われる針供養は
衣縫神社以外にも
法輪寺(2月8日・12月8日)
護王神社(2月8日)
針神社(12月8日)
武信稲荷神社(12月8日頃)などで行われていますよ。
※護王神社、針神社で行われた針供養について詳しくは、針供養祭 2013(護王神社)、針供養祭 2012(針神社)の記事をご覧ください。
そんな針供養が行われた衣縫神社の場所はコチラ↓
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