今回は4月29日に衣縫神社(いぬいじんじゃ)で行われた

例大祭・針供養

針供養をご紹介したいと思います


水主神社・参道

衣縫神社は

城陽市(じょうようし・京都市南部)の

水主神社(みずしじんじゃ)境内にある社で

2柱の祭神

大縫命(おおぬいのみこと)、小縫命(おぬいのみこと)

を祀っています

※これらの神様は糸や針を使った『縫い事の祖』と言われています。


ちなみに水主神社は

崇神天皇(すじんてんのう・第10代天皇)の頃に建てられたと言われ

10柱もの祭神を祀っているんですよ


本日、行われる針供養は

折れて使えなくなった針や

日頃、固いもの(生地)に糸を通している針を

針が刺されたコンニャク

コンニャクなどの柔らかいものに刺して休んでもらい 供養するという神事です


では早速レポートしたいと思います。

本殿

11時頃、衣縫神社の本殿前に関係者が揃い

まずは例大祭が行われます。


社務所横に置かれたコンニャク

針が刺されたコンニャクや

『針乃碑』等にお祓いをした後

和裁士会の方々

祝詞(のりと・宣言)の奏上や

玉串(たまぐし・神様に奉げる榊の枝)奉奠などが行われます。

厳粛とした空気の中

30分程で終了しました


引き続き、境内にある針乃碑前で

針供養が行われます。


石碑の前に先ほどお祓いしたコンニャクを置き

祝詞

神事(祝詞奏上や玉串奉奠)が行われます。


針乃碑に大量の針を納めます

最後に石碑(塚)に大量の針を納め供養します


針を納める時には

「オー」という声を発する

警蹕(けいひつ)を行っていましたよ

※警蹕とは簡単に言いますと、神社等で神事の最中に神職の方が「オー」と声を出して周囲の人に不敬をしないように警告する事です。その場合には、動かずその場で低頭しなければなりません。多くの場合、本殿の御扉の開閉時や神輿等に御霊を移す際に行います。


最後に一拝

こうして全部で1時間程の

神事は終了しました。


ちなみに京都で行われる針供養は

衣縫神社以外にも

法輪寺(2月8日・12月8日)

護王神社(2月8日)

針神社(12月8日)

武信稲荷神社(12月8日頃)などで行われていますよ。

護王神社、針神社で行われた針供養について詳しくは、針供養祭 2013(護王神社)、針供養祭 2012(針神社)の記事をご覧ください。


そんな針供養が行われた衣縫神社の場所はコチラ↓


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