こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
4月12日に伏見稲荷大社で行われました・・・
![水口播種祭](2013/04/12/01/2013-04-12-9.jpg)
水口播種祭(みなくちはしゅさい)です
伏見稲荷大社は全国に約3万社あると言われる稲荷社の総本社で
商売繁盛の神様として有名な神社です。
本日、行われる神事は本殿で行われる神事と
![神田](2013/04/12/01/2013-04-12-1.jpg)
神田(しんでん・田んぼ)で行われる『斎種(ゆだね・もみ)まき』があります。
ご料米(ごりょうまい・祭典や神事に使われるお米)に使う 早苗の斎種が立派な稲に育つのを祈願する祭です。
![伏見稲荷大社・神田](2013/04/12/01/2013-04-12-12.jpg)
1517年には行われていたそうなんですけれど
いつの頃からか途絶えてしまい
昭和天皇の即位記念事業(昭和5年)の1つとして復活したそうですよ
それでは早速レポートしていきましょう。
11時過ぎに本殿神事が40分程、行われた後
![本殿から神田へ移動します](2013/04/12/01/2013-04-12-2.jpg)
神田(本殿から北西へ歩いて約5分)へと移動します
![御幣櫃が運ばれてきます](2013/04/12/01/2013-04-12-3.jpg)
関係者が全員揃うと
![神田をお祓いします](2013/04/12/01/2013-04-12-4.jpg)
まず最初に神田をお祓いします
![御幣櫃](2013/04/12/01/2013-04-12-5.jpg)
そして御幣櫃(ごへいびつ)と呼ばれる籠から
斎串(いぐし・祓いの道具)を取り出して
![斎串立てます](2013/04/12/01/2013-04-12-6.jpg)
神田に入って来る水の出入り口に立てます。
こうする事によって神田に入ってくる水も
清められるというわけなんですね
御幣櫃には斎種も入っていて
![三島初穂講の代表へ斎種が渡されます](2013/04/12/01/2013-04-12-7.jpg)
神職の方から三島初穂講の代表へ斎種が渡されます。
その後、菅笠(すげがさ・竹や檜で作られた帽子)を被った男女17人が
![斎種をまきます](2013/04/12/01/2013-04-12-8.jpg)
斎種を受けとると神田へと入って行き斎種をまきます。
斎種がまかれる時には
巫女により『水口播種祭歌』が歌われます。
「阿戸(あと)まつり 阿戸まつり
阿奈(あな)静けさや 斎種をおろす 水の音
御世御穏(みよおだい) 御世御穏 天(あめ)のした御穏」
雅な音楽が流れる中
テキパキと斎種をまく姿に
皆さん見入ってらっしゃいましたよ
こうして20分程で全ての斎種がまかれると
![水口播種祭](2013/04/12/01/2013-04-12-10.jpg)
関係者の方が列になって帰り
1時間に及ぶ水口播種祭は終了しました。
育った早苗は
6月10日の田植祭(たうえさい)で神田に植えられ
10月25日の抜穂祭(ぬきほさい)で刈り取られます。
刈り取られたお米は
11月23日の新嘗祭(にいなめさい)で神殿にお供えし
稲藁(いねわら・もみを取り除いた物)は
11月8日の火焚祭で焚き上げます
ちなみに収穫される米の量は
約150kg(米俵2俵半・お茶碗に約2000杯分)にもなるんだそうですよ。
結構な量のお米が取れるんですね~
一連の様子は動画でご覧ください。
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