こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
2月28日に三千院で行われました・・・
星供(ほしく)です
星供とは
自分に縁のある星を供養し
無病息災を祈願する法要です。
※天台宗や真言宗に伝わる密教で、平安時代より行われているそうです。
縁のある星とは
『本命星(ほんみょうじょう)』と『当年星(とうねんじょう)』の事を指します
本命星とは
7つの星(北斗七星)をそれぞれの干支に当てはめたものです。
子『貧狼星(たんろうせい・とんろうしょう)』
丑・亥『巨門星(きょもんせい・こもんしょう)』
寅・戌『禄存星(ろくそんせい・ろくぞんしょう)』
卯・酉『文曲星(もんこくせい・もんごくしょう)』
辰・申『廉貞星(れんていせい・れんじょうしょう)』
巳・未『武曲星(ぶきょくせい・むこくしょう)』
午『破軍星(はぐんしょう)』
つまり自分の干支が、それぞれの星に該当します
途中退席は出来ないという注意書きがありましたよ
当年星とは
1年毎に九曜(くよう)と呼ばれる星を巡るもので
生まれ年毎に以下の星が該当します。
※九曜とは、5つの惑星(木火土金水)に『太陽』『月』、そして『羅喉星(らごうせい・日蝕と月蝕を引き起こす星)』と『計都星(けいとせい・彗星)』を合わせた9つの星(惑星)の事です。
2013年度はこのようになっています
木曜星:大吉(・・・S53、S44、S35・・・)
月曜星:大吉(・・・S54、S45、S36・・・)
計都星:凶(・・・S55、S46、S37・・・)
火曜星:凶(・・・S56、S47、S38・・・)
日曜星:大吉(・・・S57、S48、S39・・・)
金曜星:小凶(・・・S58、S49、S40・・・)
水曜星:小吉(・・・S59、S50、S41・・・)
土曜星:凶(・・・S60、S51、S42・・・)
羅喉星:大凶(・・・S61、S52、S43・・・)
※カッコ内は該当する生まれ年です。9年毎にそれぞれの星が該当します。
こうして本命星と当年星から、その年の吉凶を占い
星回りが悪ければ災いから逃れられるように
善ければより良い1年になるようにお願いするんですね~
そんな星供は
本尊が祀られている『宸殿』にて行われました。
11時少し前に到着すると
既に多くの方が並ばれていましたよ。
堂内には定員があるようで
もしかしたら入れないというアナウンスもありましたけれど
無事に入る事が出来ましたよ
※早めに並ばれた方が確実かも知れないですね。
ちなみに堂内の様子をご説明しますと
宸殿外からの光が一切入って来ないように幕が垂らされ
ローソクの灯り以外は真っ暗な空間が演出されていました。
※残念ながら堂内は撮影が禁止されていた為、写真はありません。
しばらくすると住職らが堂内に入り
お経を始めます
30分程お経が読まれた後、参列者は
密壇(みつだん・法要を行っている台)の近くにまで行き
手を合わせたり、お焼香を上げます。
蜜壇の上には沢山のローソクが並べられ
まるで星がきらめいているかの様でしたよ~
最後に全員でお経を唱えると
1時間程で法要は終了しましたっ。
最後に金平糖と銀銭(硬貨)を頂きましたよ
銀銭は開運除災の祈祷がされたもので
お守りとしてお財布などに入れておくと良いそうです。
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