こんにちは京子です。

今回ご紹介するのは

2月8日に護王神社(ごおうじんじゃ)で行われました

針供養祭

針供養祭(はりくようさい)です


護王神社京都御苑の西側に位置し

天皇家を守った

和気清麻呂(わけのきよまろ)を祀る神社です。

※詳しくは、護王大祭 2012(護王神社)の記事をご覧ください。


また狛犬ならぬ狛猪がいたり

平安時代の宮中行事を再現した

亥子祭(いのこさい)が11月には行われているんですよ

亥子祭について詳しくは、亥子祭 2012(護王神社)、亥子祭 2011(護王神社)、亥子祭 2010(護王神社)の記事をご覧ください。


コンニャクに針を刺します

そんな護王神社で行われる針供養祭は

コンニャクに針を刺して供養する祭です

※和裁士会、和裁協同組合の方により主催されています。


普段は固いものに糸を通している針を

コンニャクなどの柔らかいものに刺して

休んでもらおうという訳なんですね


それでは早速レポートしていきましょう。

11時頃、護王神社に到着すると

針乃碑と書かれた塚

針乃碑と書かれた塚の前に

コンニャクが置かれていました。


しばらくすると関係者の方により

針がコンニャクへと刺され供養されます。

和裁を学んでいる学生さんも参加されているそうですよ


神事が始まるとお祓いや


修祓

コンニャクにもお祓いが行われます。


降神の儀(こうしんのぎ)が行われ

御神木真榊

塚の裏側にある榊の木(ご神木)に

神様を迎えます。


祝詞奏上

続いて祝詞が奏上された後に

着物姿の代表者2人

着物姿の代表者2人により

針をコンニャクに刺します


その後、塚の裏に

関係者から持ち寄られた針を埋めて供養すると

昇神の儀(しょうしんのぎ・神様にお帰り頂く)が行われ

玉串奉奠

30分程で神事は終了しました。


最後に、宮司さんと主催者の方からお話がありましたよ


宮司さんは

小さな針が服などの大きな物を作り出せるという事に感謝をするという事が

技術の上達に繋がるとおっしゃられ


主催者の方は

職人というのは道具を大切にし

道具を大切にするという事は職業を

ひいては自分を大切にするという事に繋がるんだと

おっしゃられていました。


日頃使っている道具に感謝することを

忘れないようにしなくてはいけませんね


針供養祭の様子は動画でご覧ください


ちなみに京都で行われる針供養は

法輪寺(2月8日・12月8日)

水主神社(みずしじんじゃ)(4月29日)

針神社(12月8日)

武信稲荷神社(12月8日頃)などがありますので

是非、参加されてみてはいかがでしょうか

※針神社で行われた針供養について詳しくは、針供養祭 2012(針神社)の記事をご覧ください。


そんな針供養祭が行われた護王神社の場所はコチラ↓


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