こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
1月28日に狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)で行われました・・・
初不動(はつふどう)です
狸谷山不動院について簡単にご説明しますと
京都市の北東に位置する『一乗寺(いちじょうじ)』と呼ばれるエリアにあります。
近くにはチャールズ皇太子と故ダイアナ妃が訪れた
サツキや紅葉で人気の詩仙堂(しせんどう)などがあるんですよ~
※詩仙堂について詳しくは、詩仙堂 その1、詩仙堂 その2、詩仙堂 その3の記事をご覧ください。
通称『タヌキダニのお不動さん』としても知られ
境内には剣豪として有名な
『宮本武蔵(みやもとむさし)』が修行をしたと言われる武蔵之滝があります。
また7月28日には
護摩を焚いた後、まだ残り火が残る灰の上を
素足で渡るという『火渡り祭(ひわたりさい)』が行われるんですよ
※火渡り祭について詳しくは、火渡り祭 2012(狸谷山不動院)、火渡り祭 2011(狸谷山不動院)の記事をご覧ください。
毎年1月28日に本堂で護摩焚きが行われ
笹酒が振舞われる法要です
※笹酒は9時から16時まで振舞われています。
毎月3日、16日、28日には
『お不動さんの日』として本殿で
修験者の方により護摩が焚かれます。
初不動は
年が明けて最初に行われる
お不動さんの日の事を言うんですよ
それでは早速レポートしていきましょう。
11時頃、狸谷山不動院に到着すると
本堂で法要が行われる所でした。
途中、山を登るにつれて雪がちらほらと降ってきて
とても幻想的な雰囲気になっていましたよ
山伏姿の方達が
本殿内にあるお不動さんの前に集まると
参拝者全員でお経を唱えます。
その後、護摩が焚かれると
笹酒を振舞う用の青竹(1m程)を
護摩の火で清めます
2人の山伏の方が左右から
青竹をゆっくりと上下にさせながら
清められていました。
30分程、護摩焚きが行われると
最後にお不動さんの前まで行って参拝する事が出来ました。
護摩木を持っている方は直接、住職の方に渡して焚き上げてもらってましたよ~
その後、護摩の火で清められた青竹でお酒を頂く事が出来るのですけれど
この笹酒を飲めばガン封じにご利益があると言われています。
※竹に含まれている成分(クロフィル、ビタミンC等)が抗がんの効果があるそうです。
ちなみに笹酒が振舞われるようになったのは
約290年前に木食(もくじき)上人が滝の水を青竹に入れ
病人に飲ませた所、治療したという故事にちなんでいます。
木食とは肉や米などを食べず木の実や草などを食料として修行する事を言い
木食の修行を続ける位の高い僧を木食上人と呼んだそうですよ。
という事で早速、笹酒を青竹の盃に注いでもらいました
ほんのりと温かく美味しかったです。
ガン封じのお札である撫で御幣(なでごへい)も売られていました。
撫で御幣を購入した方には
山伏の方により撫で御幣を使い体をさすられ
ガン封じを受けられていましたよ。
初不動の様子は動画でご覧下さい。
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