こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは
毎年1月14日に上賀茂神社で行われています・・・
御棚会神事(みたなえしんじ)です!
かつて上賀茂神社の神領(しんりょう・神社の領地)であった
賀茂六郷(河上・岡本・中村・小山・大宮・小野)と呼ばれる地域から
それぞれ、魚などのお供え物(神饌)を御棚に乗せ
献上した事を起源とする神事です
明治になって、この風習は途絶えたそうですけれど
現在は、神社側で神饌の乗った御棚を1つ用意し
神前へと捧げ、当時の様子を再現しているんですよ♪
では早速レポートしたいと思います!!
14時前になると、境内の立砂前に
御棚が到着します
4人がかりで担いでるので
一見すると神輿のようにも見えますよね
ちなみに、御棚の中には
魚や野菜などが入っていましたよ
御棚を先導する方は、木の枝を持っています。
この木にはキジや瓶子(へいし)と呼ばれる
壺が取り付けられているんですね~
※瓶子の中にはお酒が入っています。
これらも、先ほどの魚や野菜と同様に
神前に献上されるんですよ
続いて、神事に参加される神職の方が
二ノ鳥居をくぐり入って来ます。
そして土舎(つちのや)に到着すると
陰陽串(おんみょうぐし)を使った
お祓いを行います
※陰陽串のお祓いについては燃灯祭 2012(上賀茂神社)の記事をご覧下さい。
このお祓いを行っている間に
立砂から出発した御棚が、本殿へと向かいます。
続いて神職の方々も後を追います。
こうして、玉橋を越えて本殿へと御棚が入り
14時より神事が始まります
途中、神職の方が
境内摂社である片岡社(かたおかしゃ)に
神饌を献上します
これは上賀茂神社の祭神賀茂別雷命
(かもわけいかづちのみこと)の母親である
玉依姫命(たまよりひめのみこと)が
片岡社に祀られている事から
本殿よりも先に神饌を献上するんですね
この後、本殿では御棚から
お供え物が出され、神前に献上されます
最後に、神職の方は舞殿に移動し
2礼2拍手1礼をして
神事は30分程でお開きとなりました
御棚会神事が行われた
上賀茂神社の場所はコチラ↓