こんにちは京子です!

今回ご紹介するのは12月27日に

知恩院で行われた・・・

除夜の鐘試し撞き

除夜の鐘試し撞きです

大晦日は、様々なお寺で除夜の鐘が撞かれます。


知恩院では毎年、本番の大晦日を前にして

27日に『試し撞き』が行われるんですね


ちなみに、知恩院の除夜の鐘は

NHKの『ゆく年くる年』でも度々、放送される程

大変、有名なもので

参拝者はこの日だけで3~5万人が訪れるそうですよ


知恩院

知恩院についても簡単にご説明しますと

鎌倉時代初期、浄土宗の開祖である法然(ほうねん)により

創建されたお寺で

比叡山を下山した法然が、ここで草庵を結び

浄土の教えを説いたと言われています


三門

江戸時代には、徳川家が浄土宗であった事もあり

造営が行われ

木造の門としては日本最大級と言われる

知恩院の三門は

2代将軍『秀忠』により創建されたんですよ。


梵鐘

ちなみに

試し撞きが行われる『梵鐘(ぼんしょう)』も

高さ3.3メートル、口径2.7メートル、重さ約70トンという

巨大なもので

日本3大梵鐘の1つにも数えられています


除夜の鐘試し撞き

では、早速レポートしてみましょう!

14時より梵鐘を囲むように、お坊さんが集合し

お経が唱えられます。


この後、それぞれが所定の位置に付き

いよいよ鐘が撞かれます

長さ約4メートルの撞木(しゅもく・鐘を打つ棒)から

垂れる合計17本の綱を、それぞれが握ります。


鐘の1番近くに立っているお坊さんが『親綱』を握り

少し離れた位置に、横並びで立っている16人のお坊さんが

『子綱』を握ります

こうして、セッティングが終了すると

いよいよ試し撞きの開始です。



撞木を、振り子運動させタイミングを合わせると同時に

鐘を撞く間隔を調整します。

※大晦日は1分に1回の間隔で鐘を撞きます。


そして合図が送られるのを親綱が確認し

「えーい ひとーつ」と掛け声を上げると

子綱の方々も「えーい ひとーつ」と繰り返し

続いて「そーれ!」で鐘が撞かれます


除夜の鐘試し撞き

ちなみに、鐘の撞き方も独特で

親綱を持つお坊さんは

鐘を撞く瞬間に親綱を手繰り寄せ

足で踏ん張りながら、綱に対してぶら下がるように

仰向け(海老反り)になり

地面と平行になる形で体を傾けて鐘を撞くんですよ。

動画でもいろんなアングルから撮影しているので、是非ご覧下さい~


こうして親綱の担当を何度も入れ替えながら

約1時間の試し撞きは終了しました。


ちなみに、大晦日の除夜の鐘は

22時40分頃から始まり

最後の108回目は翌日の0時半頃になるそうです


是非、当日は間近で

知恩院の除夜の鐘を聞いてみてはいかがですか?


そんな除夜の鐘試し撞きが行われた

知恩院の場所はコチラ↓


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