こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
東本願寺で行われた
![お煤払い](2012/12/20/02/2012-12-20-2.jpg)
お煤払い(おすすはらい)です
東本願寺は京都駅の直ぐ近くにあるお寺で
通称『お東さん』と呼ばれ親しまれています。
本日、早朝には歩いて20分程の距離にある
西本願寺でも『お煤払い』が行われていましたので
興味のある方は、お煤払い 2012(西本願寺)の記事もチェックしてみて下さいね。
そんな東本願寺で行われる『お煤払い』は
約100人もの門徒や東本願寺の職員の方が
堂内にある畳を竹の棒で叩いて
1年分のホコリを出す行事です
約500年程前
まだ本願寺が1つだった頃から続いている
師走の伝統行事なんですよ
※本願寺が西と東、2つ出来た経緯について詳しくは、東本願寺(真宗本廟)の記事をご覧ください。
それでは早速、レポートしていきましょう。
午前9時頃
![東本願寺](2012/12/20/02/2012-12-20-1.jpg)
東本願寺に到着すると
職員の方が御影堂へと
集まって来られる所でした
僧侶の方が来られると
テキパキと指示を出し
10分程で御影堂の障子が全て取り払われ
その後、門徒たちは御影堂の中央部に集まり
関係者全員が揃うと
合掌の後、開会式の始まりです
道具の使い方や掃除の順序
注意事項などの説明がひと通り終わると
いよいよお煤払いがスタートします
まず最初に堂内で段差のある部分へ
入り口側を背にして全員が1列に並びます。
そして奥へと割り竹(長さ約1mの竹)で畳を叩きながら移動をし
また元の位置まで戻ります。
その後、今度は入り口の方へと進んで行くのですけれど
途中、入り口まで3本ある大柱の所で1回づつ合計3回の休憩を入れます。
畳を叩きながら移動してる背後では
2メートルもある大きなうちわで
ホコリを外側へとあおぐ人もいるんですよ
これを2回繰り返して畳からホコリを浮かせると
ホウキで外へと吐き出していきます。
ホウキでホコリをある程度吐き出せたら
![雑巾を用いて畳や床を拭いていきます](2012/12/20/02/2012-12-20-4.jpg)
次は雑巾を用いて畳や床を拭いていきます。
1時間程かけて堂内のホコリを外に出すと
関係者総出で障子を元に戻し
『御規式(おきしき)』が始まります
御規式とは
新たに御堂の飾付けを整えてお給仕(掃除やお供え事など)を始めるための儀式で
門首(もんしゅ・門徒の代表)が
![御規式](2012/12/20/02/2012-12-20-3.jpg)
大きな白い布に『寿』という字を竹で書くんですよ
※この竹は東本願寺近辺から伐って来られた竹なんだそうです。
その後、閉会式が行われ
1時間半程のお煤払いは終了しました。
東本願寺のお煤払いの様子は是非、動画でご覧ください。
横1列に揃って畳を叩きながら
向かって来る様子は
とても整っていて凄かったです
そんなお煤払いが行われた東本願寺の場所はコチラ↓
大きな地図で見る