こんにちは京子です。

今回ご紹介するのは

東本願寺で行われた

お煤払い

お煤払い(おすすはらい)です


東本願寺は京都駅の直ぐ近くにあるお寺で

通称『お東さん』と呼ばれ親しまれています。


本日、早朝には歩いて20分程の距離にある

西本願寺でも『お煤払い』が行われていましたので

興味のある方は、お煤払い 2012(西本願寺)の記事もチェックしてみて下さいね。


そんな東本願寺で行われる『お煤払い』は

約100人もの門徒や東本願寺の職員の方が

堂内にある畳を竹の棒で叩いて

1年分のホコリを出す行事です


約500年程前

まだ本願寺が1つだった頃から続いている

師走の伝統行事なんですよ

※本願寺が西と東、2つ出来た経緯について詳しくは、東本願寺(真宗本廟)の記事をご覧ください。


それでは早速、レポートしていきましょう。

午前9時頃

東本願寺

東本願寺に到着すると

職員の方が御影堂へと

集まって来られる所でした


僧侶の方が来られると

テキパキと指示を出し

10分程で御影堂の障子が全て取り払われ

その後、門徒たちは御影堂の中央部に集まり

関係者全員が揃うと

合掌の後、開会式の始まりです


道具の使い方や掃除の順序

注意事項などの説明がひと通り終わると

いよいよお煤払いがスタートします


まず最初に堂内で段差のある部分へ

入り口側を背にして全員が1列に並びます。

そして奥へと割り竹(長さ約1mの竹)で畳を叩きながら移動をし

また元の位置まで戻ります。


その後、今度は入り口の方へと進んで行くのですけれど

途中、入り口まで3本ある大柱の所で1回づつ合計3回の休憩を入れます。


畳を叩きながら移動してる背後では

2メートルもある大きなうちわで

ホコリを外側へとあおぐ人もいるんですよ


これを2回繰り返して畳からホコリを浮かせると

ホウキで外へと吐き出していきます。


ホウキでホコリをある程度吐き出せたら

雑巾を用いて畳や床を拭いていきます

次は雑巾を用いて畳や床を拭いていきます。


1時間程かけて堂内のホコリを外に出すと

関係者総出で障子を元に戻し

『御規式(おきしき)』が始まります


御規式とは

新たに御堂の飾付けを整えてお給仕(掃除やお供え事など)を始めるための儀式で

門首(もんしゅ・門徒の代表)が

御規式

大きな白い布に『寿』という字を竹で書くんですよ

※この竹は東本願寺近辺から伐って来られた竹なんだそうです。


その後、閉会式が行われ

1時間半程のお煤払いは終了しました。


東本願寺のお煤払いの様子は是非、動画でご覧ください。


横1列に揃って畳を叩きながら

向かって来る様子は

とても整っていて凄かったです


そんなお煤払いが行われた東本願寺の場所はコチラ↓


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