こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
西本願寺で行われた
お煤払い(おすすはらい)です
西本願寺は世界遺産にも登録されているお寺で
浄土真宗本願寺派の本山です。
西本願寺という名前は通称で
正式名称はズバリ『本願寺』といいます
実はこの西本願寺から分かれて出来たのが
『真宗本廟(しんしゅうほんびょう・東本願寺の正式名称)』なんですよ
東本願寺(真宗本廟)の記事でご紹介しているのでチェックしてみて下さい。
そんな西本願寺で行われる『お煤払い』は
1年間お堂に溜まったホコリを出す為に
煤竹
門徒(信者)さんらが煤竹(すすだけ・先の曲がった1m程の竹)を使って畳を叩き
舞い上がったホコリを大きなうちわで外に出すという行事です。
※今年1年、無事に過ごせた事を感謝する行事でもあるそうです。
約500年程前の蓮如上人(れんにょしょうにん・衰退していた本願寺を再興した人)の頃には
既に行われていたようですよ
それでは早速、レポートして行きましょう。
午前7時頃
西本願寺に到着すると
割烹着(かっぽうぎ)姿の人や
タオル、マスクなどで顔を覆い隠した
完全防備姿の門徒らが
阿弥陀堂や御影堂の障子を取り払っている所でした
しばらくすると手に煤竹を持った門徒らが阿弥陀堂に集まり
門主(もんしゅ・住職の事)が来られ、礼拝(らいはい・仏様を拝む事)が行われました。
その後、門主がお煤ほうき(長さ4メートル程のほうき)を僧侶から受け取り左右に振り
僧侶の方だけが約1m程の距離を往復して煤払いを行います。
御影堂でも同様の事が行われた後
いよいよ門徒も1列に並んで
一斉に畳を煤竹で叩き始めます
畳を叩いている門徒の後からは
大きなうちわを持った別の門徒が
ホコリを外に出す為にあおいでいましたよ
細かな装飾の所まで払われていました。
20分程、阿弥陀堂と御影堂のホコリを叩きだすと
約1時間、休憩を挟み
宙に舞ったホコリが再び落ちてくるのを待ちます。
落ちてきたホコリを濡れ雑巾でふき取ると
本日のお煤払いは無事、終了です
一連の流れは動画でご覧ください。
そんなお煤払いが行われた西本願寺の場所はコチラ↓
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