こんにちは京子です
今回ご紹介するのは10月9日に
下鴨神社で行われた・・・
えと祈願祭です!
別名、繁昌大国秋祭(はんじょうだいこくあきまつり)と言います
五穀豊穣、商売繁盛を祈願する神事で
『大国』とは大国主命(オオクニヌシノミコト)の事を指し
この神様は
7つの名前を持っている事でも有名です
この7つは
それぞれの干支の守護神でもあるんです。
■大国魂神(おおくにたまのかみ)『巳』『未』の守護神
■顕国魂神(うつしくにたまのかみ)『午』の守護神
■大国主神(おおくにぬしのかみ)『子』の守護神
■大物主神(おおものぬしのかみ)『丑』『亥』の守護神
■志固男神(しこおのかみ)『卯』『酉』の守護神
■大己貴神(おおなむちのかみ)『寅』『戌』の守護神
■八千矛神(やちほこのかみ)『辰』『申歳』の守護神
そして下鴨神社の本殿前には
これらを祀った祠(ほこら)があるんです
商売繁盛はドコから来ているのかと言いますと
祠のサイズが五合桝(ごごうます)である事から
一升の半分で「はんじょう=繁盛」という事だそうですよ
そんな『えと祈願祭』の神事では
参拝者が
自分の生まれ年の干支に玉串を奉納する事が出来ます
では早速レポートしますねっ。
13時から神事が始まり
中門前に神職の方々が集合します。
お祓いに始まり、お供え物をして
祝詞(のりと)が奏上されます。
その後、関係者を始め、参拝者にも玉串が渡され
それぞれの干支の祠に玉串を奉納する事が出来ます
※50人ほどの参拝者が、それぞれの社に奉納されていましたよ。
こうして神事は約40分ほどで終了し
最後にお神酒が配られます。
その後、境内の舞殿(まいどの)で
様々な奉納が16時過ぎまで行われます。
※例年、奉納は橋殿(はしどの)で行われているようですが、改装工事中の為、2012年は舞殿で行われました。
最初に行われたのは舞楽です
演目順に紹介しますと・・・
賀殿(かてん)
平安時代、遣唐使であった藤原貞敏(ふじわらのさだとし)が
唐から持ち帰ったと言われる舞です。
埴破(はんなり)
通常は4人で舞う演目だそうです。
埴玉(はにだま)と呼ばれる5色に彩られた玉を持ち、舞います
中国古代の王朝『周』で生まれたものだそうで
古くは陶土(どうど・土器に用いられる土)で出来た埴玉の中に
餅を入れて、王に献上した事が起源となっています。
蘭陵王(らんりょうおう)
北斉(ほくせい・中国の南北朝時代の国)の皇族であり
勇猛で美形な男性『高長恭(こうちょうきょう)』に由来する舞です
彼の容姿が美しく、優しい顔立ちであった事から
戦の時は自軍の兵が見とれてしまわないように
獰猛(どうもう)な仮面を被って出陣したそうです。
兵達は、その勇士を歌い舞ったそうです。
約1時間、これらの演目が行われた後
琴の演奏や日本舞踊、日本民謡など
様々な伝統芸能が行われましたよ
1000円の奉賛券を購入すれば、食事やビールに加え、福引をする事が出来ます。こちらは、その景品の1つ『福笹』です。
そんな『えと祈願祭』が行われた
下鴨神社の場所はコチラ↓