こんにちは京子です

今回ご紹介するのは

9月15日に本能寺で行われた・・・

放生会

放生会(ほうじょうえ)です。

まず放生会とは何かと申しますと

仏教の教えの1つである『不殺生(ふせっしょう)』の教えから

捕まえた生き物を殺さずに、放す行事です。

放生会

殺生をつつしみ、あらゆる生き物のおかげで

人は生きている事を再確認し

死んでしまった生き物の霊を弔う事を目的とし

放生会は行われています


本能寺で行われる放生会では

本堂にて法要を行った後

鴨川にてドジョウやフナなどを放すんですよっ

本能寺

本能寺についても簡単にご説明しますと

起源は室町時代、日隆(にちりゅう)というお坊さんによって創建されました。

そして皆さんもご存知の『本能寺の変』が起きたお寺として有名です。


戦国時代、織田信長が

家臣である明智光秀の謀反によって

自刀に追い込まれた事件ですよね。

この時にお堂は消失し

秀吉によって現在地(寺町通り沿い)へと移動し

再建される事となりました

※ちなみに、かつて本能寺があった場所(中京区本能寺町)には、本能寺址として石碑が建てられています

本能寺の変や、本能寺址については阿弥陀寺の記事をご覧下さい。


では早速レポートしてみましょう。

本堂

まずはこちらの本堂にて14時より法要が行われます。


中では住職さんを含む3人のお坊さんが

本尊の前でお経が上げられます。

この後、参拝者は本尊の前で、ご焼香を上げる事が出来ますよ


こうして約30分弱の法要が終わると

いよいよ境内を出発し、鴨川へと向かいます


団扇太鼓を打ち鳴らすお坊さん

本能寺から鴨川までは歩いて数分です

こちらのお坊さんを先頭に

参拝者は2列になって移動します。

※お坊さんは『団扇太鼓』を打ち鳴らし、『南無妙法蓮華経』と唱えながら移動します。


河川敷に建つ祭壇

鴨川に架かる三条大橋を少し南下した場所に

テントが張られ

簡単な祭壇が設けられています。


そこには放生会に使われる魚も袋に入れて

並べられています。


ここで、本堂で行われていた事と同様に

住職さんよりお経が上げられます。

その後、鴨川に魚を逃がしてあげるんですね


まず最初に住職さんにより、鴨川へと魚が放たれます。


この後、参拝者も祭壇でご焼香を済ませれば

誰でも鴨川に魚を放つ事が出来るんですね


三条大橋下の河川敷は土曜日という事もあり

人の通りが多いので

みなさん、興味深々に立ち止まる人が大勢いましたね。



では、本能寺から出発し、鴨川で放生するまでの様子を動画でご覧下さい。


ちなみに

本能寺の放生会は

現在、鴨川を使っていますけれど

明治初頭までは、境内にあった放生池で行われていたという事です。


しかし

本堂の再建の都合上、池は埋め立てられる事となり

以後、鴨川で行っているそうですよ


箸置

参加者には魚の形をした箸置がいただけました。


そんな放生会が行われた本能寺と鴨川河川敷の場所はコチラ↓


より大きな地図で 放生会(本能寺) を表示

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