こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
猿丸神社(さるまるじんじゃ)です。
場所は宇治田原と呼ばれる平等院で有名な宇治市と
滋賀県の大津市の間にあるエリアに位置します
鳥居から伸びる道を少し右に行った所に表参道があるんですよ~
祭神は『猿丸大夫(さるまるのたいふ・さるまるだゆう)』という人で 三十六歌仙の1人とわかっている事以外は全て不明な人物です。
こちらが本殿になります。
三十六歌仙とは小倉百人一首でも有名な
藤原公任(ふじわらのきんとう)が作った
三十六人撰(さんじゅうろくにんせん)に名をあげられた歌人の事を言います。
小野小町(おののこまち)や柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)、紀貫之(きのつらゆき)
そして以前ご紹介しました在原業平(ありわらのなりひら)も三十六歌仙の一人なんですよ
※在原業平(ありわらのなりひら)について詳しくは十輪寺の記事をご覧ください。
ちなみに彼の詠んだ歌はこちらです。
「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋はかなしき」
百人一首では彼が詠んだとされるこの歌ですけれど
古今和歌集では詠み人知らずとして扱われている
とても謎が多い人物なんです
絵馬にも猿丸大夫が詠んだ歌が書かれています。
彼を知る数少ない手掛かりと言えば
歌人として有名な
鴨長明(かものちょうめい)が書いた方丈記(ほうじょうき)に
猿丸大夫の墓を尋ねた記述があるくらいです
夫婦仲良く寄り添ってるように見えますよね~
そんな謎多き猿丸大夫を祀る猿丸神社も
同様に創建年等は不詳なんだそうですけれど
江戸時代には禅定寺村の氏子達により
社殿が再建されたと伝えられているそうです。
おみくじも可愛いお猿さんです。
こぶ取りの神様とも呼ばれガン封じのご利益を求めて 遠方からも沢山の人が参拝に来られるんだそうですよ~
狛猿を擦った手で自分の体をさすると病気にかかりにくいという事で
京子もバッチリと全身をさすってきました
こちらは病気が治った人がお礼にと奉納した、こぶ付きの木です。
猿丸大夫碑の前には水がめがあり、こちらの水をペットボトルに入れてお持ち帰りされていました。
本殿の周りでは歳の数だけ棒を取り
1周すれば持っている棒を1つ所定の場所(灯篭や木箱)に納めるという事を繰り返して
病気にかからないように願う『お百度詣り』が行われていたので
京子も歳の数だけ棒を持ってお祈りをしてきました
毎月13日には地元の特産品を販売する
猿丸市が開催され賑わっているそうです
こちらが鳥居から真っ直ぐ行くとある『うら参道』です。
そんな猿丸大夫が祀られている猿丸神社の場所はコチラ↓
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