こんにちは京子です
今回ご紹介するのは
祇園祭の神事の1つで
7月10日、仲源寺(ちゅうげんじ)と四条大橋で行われた
『神用水清祓式(しんようすいきよはらえしき)』です。
夜、四条大橋の上で行われる
神輿洗式(みこしあらいしき)において使用する
清めの水を鴨川で汲む神事です。
10時に仲源寺に到着した京子
ここから神職の方が出発し
四条大橋へと移動します
ちなみに仲源寺は
平安時代中期の仏師である定朝(じょうちょう)が
地蔵菩薩を祀ったのを起源とするお寺で
鎌倉時代には
この地蔵菩薩のおかげで
鴨川の洪水が治まった事もあったみたいですよ
※詳しくは仲源寺の記事をご覧下さい。
雅な音楽を奏でながら
神職に続いて巫女や
桶(清めの水を汲む桶)を持った方などが列を組んで
仲源寺から四条通を西へ進み
四条大橋へと向かいます
『神用水』と書かれた桶に、鴨川で汲んだ水を入れるんですね。
水汲みは
ちょうど橋の真ん中で行われるんですね
その場所には斎竹(いみだけ・穢れを防ぐ為の竹)が立てられています。
お祓いを済ませると、桶に長い紐をつけて
橋の上から下に垂らし
鴨川の水を汲みます
これを2人で3度ずつ行い
合計6つの桶に水を汲みます。
その後、四条大橋から少し南東に位置する
川沿いの土手にある斎場へと移動します。
お祓いや祝詞奏上を行い、20時からの『神輿洗式』までの間
先ほど汲んだ水を
この場で清めておくんですね
桶は全部で6つあり
そのうちの3つが川沿いの斎場に置かれ
残りの3つは仲源寺へと持ち帰り
保管されています。
こうして神用水を用意し
夜に行われる神輿洗式に備えるんですね
神用水清祓式が行われた場所はコチラ↓
より大きな地図で 祇園祭 神用水清祓式 (仲源寺・四条大橋) を表示