こんにちは京子です。

本日八坂神社で行われた

祇園祭の神事の一つである

綾傘鉾稚児

綾傘鉾稚児社参(あやがさちごしゃさん)に行ってきましたよ。


綾傘鉾は、鉾の中でも古い形態を残している傘鉾の1つです。

傘鉾(かさぼこ)は剣鉾(けんぼこ)や鎌鉾(かまぼこ)と共に

今の山鉾の形態が完成する前の古い形と言われています

綾傘鉾について詳しくは祇園祭 綾傘鉾八坂神社)の記事をご覧ください。


それではレポートしたいと思います。

7月7日綾傘鉾稚児社参

午後2時半頃

八坂神社に着いた京子

到着した頃には、既に綾傘鉾の稚児達は

本殿の中に入っていて南門を降りて来る所の撮影は出来ませんでした

本殿の中では17日に行われる山鉾巡行が無事に執り行われる様に祈願し

稚児である事を認める任命状である『宣状』を1人ずつに授けられます。


お千度の儀

その後、1日の長刀鉾の稚児同様、お千度の儀(おせんどのぎ)を行います。

お千度の儀とは安全祈願の為にする『千度詣り』の事なんです

かつては1000回お参りしていたのかもしれませんけれど

現在は本殿の周りをぐるっと3周し

本殿前で手を合わせます

正面(本殿前)と背面で毎回、立ち止まって手を合わます

こうして合計6回お参りが行われ

安全を祈願しました。



ちなみに綾傘鉾には6人の稚児がいるんですけれども

稚児が何故6人なのかと言いますと

長らく途絶えていた綾傘鉾の巡行を復活させた際に

古文書に描かれていた綾傘鉾巡行の絵を参考にして復活させました。

綾傘鉾の稚児です

その絵によると6人の稚児が描かれていた為

6人の稚児となりました


かつて綾傘鉾の稚児は

傘鉾に乗っていましたけれど現在では

巡行の祭、鉾に乗るわけではなく

傘と棒振り囃子をする人と

踊り子を先導するような役目だと思います


本殿の裏でも手を合わせます

本殿の裏でも手を合わされていましたよ。


現在の棒振り囃子は

壬生六歳念仏保存会の人によって演じられています

これは祇園会細記(ぎおんえさいき)という本に

壬生六歳との関わりが記述されていることから

綾傘鉾の巡行をする一員の中に壬生六歳の関係者が

入っているということですね

その華やかな姿を当日ご覧になられては如何でしょうか


そんな綾傘鉾稚児社参が行われた八坂神社の場所はコチラ↓


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