こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
7月5日に長刀鉾保存会で行われた・・・
長刀鉾稚児舞披露(なぎなたぼこちごまいひろう)です
7月から1ヶ月間にわたり行われる祇園祭では
様々なイベントが盛りだくさんです。
今回行われる長刀鉾稚児舞について簡単に
ご説明させていただきます。
長刀鉾は32基ある山鉾の中でもリーダー的存在であり
毎年、巡行の際は、先頭を行きます。
その鉾の上に乗るのが
『稚児(ちご)』と呼ばれる10歳前後の男の子です
長刀鉾の稚児は、神の使いとして
祇園祭の中でも重要なポジションを担っているんです
今回は
その稚児が長刀鉾の上で舞う
『太平の舞(たいへいのまい)』の公開練習を兼ねて行われる
稚児のお披露目イベントなんですね♪
では早速レポートしたいと思います~。
稚児舞が行われるのは
繁華街の四条烏丸を東に入った
『長刀鉾保存会』です
この建物の2階から
一般の人に見えるように稚児が太平の舞を行うんですね。
15時に長刀鉾保存会の前に到着した京子。
すでに多くの報道関係者や見物客で通りが賑わっています♪
向かいのビルや近くの建物から
窓を開けて覗いていらっしゃる方も多かったです。
中央の稚児、そして両脇の禿(かむろ)と呼ばれる
稚児のサポート役の3人で行います。
太平の舞とは
天下泰平(太平)と五穀豊穣を願う意味が込められた舞なんですね
稚児はバチを持った両手をまっすぐ伸ばし
大きく身を乗り出しながら左右に動き
最後に羯鼓(かっこ)と呼ばれる太鼓を鳴らします。
両端の禿も稚児の動きに合わせるように
大きな団扇(うちわ)で舞を表現しています。
コンチキチン♪コンチキチン♪という囃子方(はやしかた)による
演奏が響き渡る中、約20分ほどをかけて披露されました
稚児の頭には、キラキラと輝く『蝶とんぼの冠』をつけています。
今年の稚児役は同志社国際学院初等部4年の福井正賢(まさよし)くん
禿役には同学校2年で正賢くんの弟である正道くんと
ノートルダム学院小3年、安藤健之助くんが務めます
本日お披露目された太平の舞は
17日の巡行(本番)では『長刀鉾』の上で舞います
この他にも
12日に行われる曳初(ひきぞめ・鉾の試し引き運転)でも行われますので
長刀鉾の上で舞う稚児を
チェックしてみてはいかがでしょうか?
そんな長刀鉾保存会の場所はコチラ↓