こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
7月1日に八坂神社で行われた・・・
お千度の儀(おせんどのぎ)です
7月1日は祇園祭の初日にあたります。
以後、7月の末までの1ヶ月間
祇園祭に関する様々な神事が
八坂神社を中心に行われます。
※テレビなどでは四条河原町が歩行者天国となる『宵山(よいやま)』などが有名ですよね。
祇園祭を簡単にご説明しますと
八坂神社で行われる祭であり、日本三大祭の1つです
869年、都に疫病が流行った際に
牛頭天皇(ごずてんのう・釈迦が説法をしたインドの祇園清舎の守護神)の
祟りだと考えられていました。
その怒りを鎮める為に、祇園社(現在の八坂神社)にて
御霊会(ごりょうえ)を行い
鉾を66本(日本の国の数)を作り
御輿と共に練り歩き
疫病退散させた事が祇園祭の起源となっています
当初、御霊会は疫病が流行った時だけ行われていましたが
970年より毎年行われるようになったそうです♪
つまり1000年以上もの歴史を持つ祭なんですね。
では早速『お千度の儀』をレポートしたいと思います。
朝10時前に八坂神社に到着した京子。
小雨が降る中、南楼門から入場したのが
祇園祭の主役とも言える・・・
稚児(ちご)です。
祇園祭初日である『お千度の儀』では
この稚児と2人の禿(かむろ)が八坂神社に挨拶し
これから1ヶ月間続く祇園祭の安全祈願を行います。
稚児とは
32基の山鉾の中でもリーダー格である
長刀鉾(なぎなたぼこ)の上に乗る子供であり
13日に行われる『社参の儀』で神の使いとなり
17日の山鉾巡行では『注連縄切り』などの重要な役割を担う人物なのです
そして先頭を歩くのは2人の禿です。
彼らは稚児の補佐役という立場なんですね
長刀鉾保存会の方によって
連れられた稚児と禿は南楼門より入場し
舞殿横を通って行きます
/p>
手を取られ入場していますが
手と手の間には
手ぬぐいのようなものを挟んでいます。
これは
稚児や禿が神聖なものだという事を意味しているんですよ
拝殿前で手や口を清め、本殿へと入って行きます。
挨拶を済ませた後、再び外へと出て
今度は安全祈願のお参りをします。
今回の神事『お千度の儀』とは
安全祈願の為にする『千度詣り』の事なんですね
かつては1000回お参りしていたのかもしれませんが
現在は本殿の周りをぐるっと3周し
正面(拝殿前)と背面で毎回、立ち止まって手を合わます。
こうして合計6回お参りが行われ
安全を祈願しました。
祇園祭の初日である7月1日から
5日までの期間は『吉符入(きっぷいり)』と言い
八坂神社以外でも
各山鉾町では関係者や町内役員が集まり
祭りの無事を祈願し打ち合わせを行います。
夜には囃子方(はやしかた)と呼ばれる
笛や太鼓を演奏する人たちの練習なども
この期間に開始され
山鉾巡行に合わせて準備が整えられるんですね
そんな祇園祭の初日である『お千度の儀』が行われた
八坂神社の場所はコチラ↓
大きな地図で見る