こんにちは京子です。

田植祭

本日ご紹介するのは、6月10日に伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)で行われた田植祭(たうえさい)です。


『ご料米(ごりょうまい)』と呼ばれる

祭典や神事に使われる最も神聖なお米の早苗を神田(田んぼ)へ植え

五穀豊穣を祈願する祭典でもあります


4月に行われた水口播種祭(みなくちはしゅさい)で撒かれた種から出来た早苗は

『御田舞(おたまい)』と呼ばれる

五穀豊穣を願う舞の中、植えられます


神田

古くは1517年に行われたという記録は残っているそうですけれど

いつの頃からか無くなってしまいました。

しかし昭和5年に昭和天皇の即位記念事業の1つとして

再び行われるようになったそうです


ではさっそくレポートしていきましょう

田植祭札

13時に伏見稲荷大社に着いた京子

本殿では神事が行われ

祝詞の奏上や

『汗杉(かざみ)』と呼ばれる平安装束を着た神楽女(かぐらめ)が

ゆっくりとした動きで田植えをする仕草を真似た御田舞が披露されていましたよ


神楽女

御田舞は神田でも行われたので、また後ほどご紹介しますね。


1時間程で神事が終わると

十石橋

ここ十石橋(じっこくばし)を渡り

本殿から北へ歩いて5分程の神田へと移動します


約330平方メートルの神田

神田の広さは約330平方メートル(100坪)の大きさなんですよ~


神田をお祓い

14時過ぎに全員が揃うとまず始めに神田をお祓いします。

そして御幣櫃(ごへいびつ)と呼ばれる籠(かご)から斎串(いぐし)を取り出します。


斎串

神田への水の出入り口をこの斎串を立てて清めます。


次に御幣櫃から早苗を取り出し

黒い服(監督役)の方へと渡します。


早乙女らに早苗を配ります。

その後、代表から菅笠(すげがさ)を被った早乙女(さおとめ)らに早苗を配ります。

※菅笠とは雨や雪、直射日光等を防ぐ為の帽子です。


雅な雅楽が流れる中、総勢18名の早乙女らによる田植えが

30分程かけて行われました。


こうして植えられた早苗は10月の抜穂祭(ぬいぼさい)で刈り取られ

11月に行われる新嘗祭(にいなめさい)で神殿にお供えされるそうですよ


早乙女らによる田植え

ちなみに神田から取れるお米の量は

約150kg(米俵2俵半)にもなり

お茶碗に約2000杯分の量にもなるんだそうです

たくさん収穫出来るんですね~


そんな田植祭が行われた伏見稲荷大社の場所はコチラ


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