こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
6月3日に折上稲荷神社で行われた・・・
折上稲荷祭 神幸祭(おりがみいなりさいしんこうさい)です。
※毎年6月第一日曜日に行われている祭です
神輿は2000年に170年ぶりに復活したそうで
1つの神輿を男女混合で担ぎます
これは女性守護の守り神として
折上稲荷神社が信仰されているからだそうです。
幕末には女官の間で流行った病気を鎮める為に
孝明天皇が折上稲荷神社に病気平癒を祈願し
長命箸(ちょうめいばし)を奉納された事が由来だそうで
以来『働く女性の守り神』として信仰されています
※折上稲荷神社について詳しくは『折上稲荷神社』の記事をご覧下さい。
13時に京子が到着すると
まずは本殿前にて神事が始まります。
宮司による祝詞(のりと)奏上やお祓い
神輿の担ぎ手や関係者による玉串奉納の後
神輿に御霊が移されます。
年に1度の稲荷祭で本殿の扉が開かれます。
約30分ほどの神事が終了すると
まずは『子供神輿』が境内をぐるっと1周回った後
拝殿前にて差し上げ、神輿を大きく揺らします。
※『差し上げ』とは通常の担ぐ高さより更に高く神輿持ち上げる事です。揺らすのは御霊を活性化させる意味があるそうで『魂振り(たまふり)』と言います。
子供神輿の差し上げは大人の担ぎ手が行いますが
渡御は子供たちが中心で行われます。
子供達は青い半被(はっぴ)を着て狐のお面を後ろ向けに付けています。
狐は稲荷神の神使ですよね
ちなみに
折上稲荷神社は京都の山科(やましな)エリアにあります。
・稲荷山(稲荷神が降り立った山)
の3つが
ちょうど一直線上に並んでいる事から
折上稲荷神社は別名『伏見稲荷奥の宮』や『山科稲荷』とも
呼ばれています
※奥の宮とは伏見稲荷の奥社という意味です
さて子供神輿の差し上げが終わり
正面の鳥居を出ると一旦その場に安置されます。
担ぎ手には女性だけでなく学生の方も一緒に混じります。6人の学生は担ぎ手の方からも温かく迎えられていましたよ。
続いて大人の神輿が境内を3周し
同じく差し上げた後、大きく揺らします。
こうして2基の神輿は境内を14時半に出発し
辺り一帯を練り歩き
17時ごろ境内に帰って来るんですね~
女性の方も男性に混じって神輿を担いでいらっしゃいました♪
そして最後に
『稲荷きつね折り上げお守り』もご紹介しておきます。
神職の方が1枚ずつ丁寧に折り紙で狐を折り上げたお守りです。
江戸末期、宮中の女官達の厚い信仰を集め
「ご利益は折り紙付き」と言われた事に由来するそうです。
通常は以下の2種類のが販売されています。
『金のおきつねさん』は
商売繁盛・金運・仕事運のご利益があります
『銀のおきつねさん』は
開運・良縁・災難・病気除けのご利益があります。
こちらの朱色のきつねは稲荷祭の時のみ販売している
『稲荷祭のおきつねさん』です。
金・銀両方のご利益が何倍も受けられるものだそうですよ
これを店や玄関に置き
きつねの顔が外に向くようにしておくのが良いと
説明されていました♪
そんな男女混合で神輿を担ぐ
折上稲荷祭 神幸祭が行われた折上稲荷神社の場所はコチラ↓