こんには京子です!

さて、本日ご紹介するのは

世界遺産・醍醐寺で行われた・・・

五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)です


まず、醍醐寺について簡単にご説明しますと

京都最古の木造建築の五重塔で有名な醍醐寺

かつて醍醐天皇の祈願寺でもありました。

200万坪以上の広大な敷地を持つ寺院で

秀吉が行った『醍醐の花見』が行われた事でも知られています


さて、そんな醍醐寺で行われた『五大力尊仁王会』は

不動明王を中心とする五大明王(5種類の明王様)に

無病息災・万人の豊楽などを願う法要です。

874年に創建されて以来、1100年以上にわたって行われているんですよ。

※地元の方は『五大力さん』と親しみを込めて呼んでいます


そんな、五大力尊仁王会の名物と言えば・・・

紅白の巨大な鏡餅を持上げ、持っている時間を競う

『餅上げ力奉納(もちあげちからほうのう)』です

今年は力自慢の男女71名(女性27人・男性44人)が参加されました。

※場所は金堂前の特設ステージになります。


参加者の方たちは、この持上げた力を五大明王に奉納する事で

無病息災・身体堅固(しんたいけんご)のご利益を授かれると言われています。

※この人気行事は戦後まもなく始まったそうですよ。


午後12時。まずは『女子の部』がスタート

女子の部で持上げる鏡餅の重量は90キロ。

動画を見ていただければお分かりだと思いますけれど

『持ち上げる』と言うよりは、腰を深く落として鏡餅の乗った台を

スライドさせるように膝の上に乗せるのがポイントみたいです。


参加者には『五大力餅』が授与されます♪参加受付けは当日行われます。女性11時半・男性12時半までエントリー可能です。


ちなみに、餅を下ろす時にもポイントがありまして

尻もちをついてフィニッシュすればノーカウント

なので、持上げた餅を下ろす時にまで気を配らなければいけないんですよ


こちらは男子の部の模様です。

歯を食いしばりながら、一生懸命持上げます。

ちなみに、男性の餅の重量はなんと・・・150キロ

下の餅は直径約80センチ、上の餅は約50センチあります。

男性の方も次々と挑戦していきますが

女子の部と同様、餅が上手く持ち上がらずに

フィニッシュする人が半数以上


京子が客観的に見ても

かなりマッチョで体格の良い方でも、ぜんぜん持ち上がらなかったり

逆に、以外と小柄な方でも持上げたりしているので

力だけではなく相当のテクニックが必要みたいです


女子の部と男子の部の合間には、マスコットキャラの『もちもちいん』も餅上げに挑戦っ。

かなりのゆるキャラですね~


そして、正午から始まった餅上げ力奉納は

女子の部・男子の部と続き、およそ2時間半ほどで終了。

参加者には惜しみない拍手が送られていましたよ~。


入賞者(3位以内)には持上げた餅がゲット出来ます。

参拝者にも『五大力餅』が販売されています。


そして最後に表彰式が行われました。

さて、気になる結果を発表しますっ。

2012年度の横綱(優勝者の事をそう呼びます)のタイムは

女子の部『8分7秒』

男子の部『2分58秒』との事でした~

(・∀・)ノおめでとうございます。


ちなみに、五大力尊仁王会で参拝者の皆さんは

あるものをゲットします。

それが・・・厄よけのお札『御影(みえい)』です。

五大明王である

『不動明王』

『大威徳(だいいとく)』

『軍茶利(ぐんだり)』

『隆三世(ごうさんぜ)』

『金剛夜叉』が中に描かれたお札を

玄関前に飾るのが京都では一般的だそうです。

盗難・災難除けのご利益があるんですよ。


去年の古い御影を携え参拝し、新しい御影をゲットして帰られます。


新しい御影を一度、護摩の火にかざすのが慣わしです


この御影は一週間かけて、お坊さんにより1日3座(合計21座)の前行法要を行い

ご祈願されたものなんだそうですよ~


という事で、そんな五大力尊仁王会が行われた

醍醐寺の場所はコチラ↓


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