こんにちは京子です♪
本日レポートするのは
松ヶ崎大黒天(妙円寺)で行われました・・・
大祈祷会(だいきとうえ)です
本日の主役はなんと言っても
『世界三大荒行』のひとつである
日蓮宗の荒行を終えて帰って来た荒行僧の皆さんです
※彼らの水行が本日のメインイベントなのです。
松ヶ崎大黒天は七福神の一人として有名な『大黒天』を祀っている日蓮宗の寺院です。
さて、日蓮宗の荒行がどんなものなのか
簡単にご説明しますと
千葉県にある法華経寺(ほけきょうじ)にて行われる
約100日間の厳しい修行です
※修行の期間は11月1日~2月10日です。
一年でも最も寒い期間に行われる荒行の内容は以下のような感じです。
・起床は朝2時
・1日に7度の水行
・睡眠は1日3時間弱
・衣服は木綿の衣1枚と麻で出来たの如法衣(じょうほうえ)のみ。
・足袋は禁止
・食事は朝夕2回のみ。白粥・梅干などの質素な食事。
寒さと飢え、そして睡魔・・京子なら1日で逃げ出しそうです
荒行と言われるだけの内容ですよね・・・。
さて、大祈祷会にお話を戻しますと
13時から本堂にて、荒行僧のみなさんと参拝者で
一緒に祈祷が行われます。
そして、14時。太鼓が鳴らされ
本堂から5人の荒行僧の方々が降りてきました
いよいよ『水行』が始まります。
みなさん同じ荒行を乗り越えた同士だからでしょうか。
動きも息もピッタリです
直立して背筋を伸ばし水の入った手桶を頭上に振り上げ
背中にかかるように水を何度も被ります。
その間も祈祷をかかさず行っています。
時間にして2分程ですが
一年でも一番の冷え込みである2月に
殆ど裸の状態で真水を浴びるなんて・・・・
(・∀・)ノ修行の成果としか言えないですね~
『大祈祷会』の日は絵馬堂にて無料接待でお蕎麦もいただけますよ。
2時頃には無料接待は終わりますのでお早めにっ。
さて、水行を終えた荒行僧は
『大黒天堂』に移動し法要が続きます。
中でも祈祷を唱えながら
集まった参拝者の背中に、経典(巻物)のような法具を当て
さすっていらっしゃいました
こうした事を、およそ30分間行った後
最後に護摩焚きが行われます。
まずは、護摩を燃やす為の槇(まき)にお酒や塩が撒かれます。
そしてローソクを使って4箇所の火床に点火します。
槇の周りには
もちろん荒行僧の方たちもいらっしゃいます
そして木剣(ぼっけん)を使い更に祈祷は続きます。
※右手に持ち、カチカチと鳴らしているのが木剣です。
火がついてから20分後くらいに
いよいよ護摩木が入れられ、大祈祷会は終了しました~
日蓮宗の荒行は100日間とお伝えしましたけれど
今回、参加された荒行僧の中には
400日や500日も修行された方もいるんだそうですよ~
スゴい・・・スゴすぎます・・(・∀・)ノ
そんな荒行僧の方たちの水行も行われる大祈祷会が行われた
松ヶ崎大黒天(妙円寺)の場所はコチラ↓
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