こんにちは京子です。
さて、本日は少し趣向を変えまして
ひとつのテーマに絞り
そのテーマにまつわる様々な京都の名所を
ご紹介したいと思います
今回は・・・
安倍晴明ゆかりの地をお届けします。
さて、まずは安倍晴明(あべのせいめい)について
簡単にお話したいと思います。
彼は平安時代の陰陽師(おんみょうじ)です
陰陽師とは当時の『占い師』のようなものなんですけど
今の占い師とは少し違うんですよね
科学という言葉も無い平安時代では
雲の流れが早い時や、地震、天災などが起これば
(・∀・)ノ占い師・・・つまり陰陽師に聞いたんですね
つまり、普通の人では理解できないような物事だったり
不安事に対して答えてくれるのが『陰陽師』だというワケです。
安倍晴明はその中でも信頼度が高く
6代もの天皇に、長きに渡り仕えた陰陽師であります。
では、彼にまつわる名所をいくつかご紹介させていただきますね。
その1『晴明神社(せいめいじんじゃ)』
こちらは安倍晴明を祀る神社であり
彼の邸宅があった場所だと言われています。
陰陽道の霊力が湧き出たと言われる井戸
『清明井』など、彼を知るには一番のスポットだと言えますよ。
※晴明神社について詳しくは晴明神社 その1 晴明神社 その2にてレポートしています。
では~、晴明神社を飛び出して
別の名所もどんどんご紹介していきますっ
その2『一条戻り橋(いちじょうもどりばし)』
この一条戻り橋から晴明神社は、歩いてすぐの場所になります。
一条戻り橋のかかる『一条通り』は
平安京の一番北の通りであり
これより外を『洛外』、中を『洛中』と呼びました
安倍晴明はこの橋の下に式神(しきがみ)と呼ばれる妖怪を
飼っていたと言われています。
手前の黒い服が安倍晴明。その右手に式神がちょこんと座っています。
彼は、何匹もの式神を操り事件を解決していたんですね~。
ちなみに
安倍晴明は家に式神を連れて帰りたかったみたいですけど
彼の奥さんがこの式神を怖がって
「絶対、家にいれんといておくれやす~!!!」
と言われ、仕方なく一条戻り橋の下に住まわせていたようですよ。
(・∀・)ノでは、次の名所に行って見ましょう。
その3『鉄輪井(かなわのい)』
こちらは、命婦稲荷神社にある縁切りの井戸です
その昔、宇治の公家の娘である橋姫という女性が
男を、とある女性に取られます。
すさまじい嫉妬に狂った彼女は貴船明神の助言により鬼と化すのです。
※詳細は命婦稲荷神社の記事をご覧下さい。
愛と憎悪!女性の恨みはすごく
鬼に化けた彼女は相当怖かったようですよ・・。
「呪ってやるー!怨んでやるー!」なんて叫び
暴れまくっていたのかもしれませんね。
しか~し!
こんな鬼を成敗出来るのは
(・∀・)ノ・・やっぱり安倍晴明しかいない
見事にこの井戸付近にまで鬼を追い詰め
成敗したと伝わっています。
では、もうひとつの名所へご案内します。
それが・・・
真如堂(しんにょどう)です。
ここには安倍晴明にまつわる『不動明王像』が祀られているんです。
もともとこの不動明王像は
安倍晴明の念持仏(ねんぶつじ)
つまり、礼拝のために身近に持っていた仏像でした
そんな念持仏である不動明王像は
安倍晴明を、あの世から一度カムバックをさせているんですね
蘇生です!蘇生っ・・・
どんだけ神秘に満ちているんだ、晴明ってヤツは・・・。
彼が一度亡くなった時に、不動明王が
なーんと、閻魔大王様に掛け合ってくれたのです。
不動明王「お願いしますよ、安部晴明はもっと人間界で働いてもらわなきゃダメな人間ですよ~」
閻魔大王「うぬ?そうなのか。でも、死んでしまったものは仕方ないではないか。」
不動明王「まぁ、そうなんすけど・・なんとかならないッスかね??」
閻魔大王「じゃぁ、これ持っていきなさい。生き返らせるの一回だけだぞ!次はダメだからなっ。」
って事で・・・
安倍晴明は『結定往生之秘印(けつじょうおうじょうのひいん)』を授けられ
この世に蘇生したのですね
凄すぎる・・安倍晴明。ってか不動明王様・・。
この印はみなさん見覚えありますよね
そうです。
陰陽師のトレードマークで、『晴明紋』や『五芒星(ごぼうせい)』とも
呼ばれている印です
ちなみに陰陽道では
このマークが魔除けの呪符とされているんですね。
そんな安倍晴明は、不動明王や閻魔大王のおかげにより
(・∀・)ノなんと80歳以上も長生きしたんですね~
ラッキーじゃん晴明っ。
と、いう事で本日は安倍晴明にまつわる京都の名所を
いくつかご紹介させていただきました。