こんにちは、京子です。
さて、今日ご紹介する神社は・・・
辰巳神社(たつみじんじゃ)です。
前回、ご紹介した
花街イベントのひとつであるかにかくに祭が行われた
目と鼻の先にある神社なのです
この辰巳神社は『祇園』の象徴としてTVドラマや
CMなどにも登場しているそうです。
特に、舞妓さんなどが取り上げられた際は
セットで度々登場するそうですよ~
さて、この名前の由来はと言いますと
『辰巳』とは方角の事を意味していて
京都御所から見て、南東(辰巳の方角)に位置している事から
この名前がつけられたと言います
当初は、辰巳の方角を守る神社として建てられたんですね。
しかし、祇園の中にある神社という事で
そこに住む人たちの信仰が厚く
中でも、芸妓さんや、舞妓さんが芸事の上達を祈願しに
来られるようになり
以後、芸事の神様としてご利益があるんです
ちなみに、祭神は・・・
(・∀・)ノ『狸』なんです
えどうして狸と言いますと
辰巳神社の前にあります巽橋(たつみばし)が関係しているんですね
ちなみに、この下を白川という小川が流れています。
その昔、この巽橋に一匹の狸が住みついていました。
この狸は人を化かしては
白川に落としたりと、いたずらを繰り返していたんですね。
もちろん、芸妓さんや舞妓さんもその被害に遭う始末
困り果てた果てた祇園の人たちに
・・・ひとつのアイデアが浮かびます
「そうだ、辰巳神社にこの狸を祀ってしまおう!」
不思議な事に、いたずら狸を祭神にすると
・・・あら不思議。
それ以来、狸のいたずらはピタリと止んだという伝承が残ります。
うーん、つまり・・・
神社に祀られて狸は気を良くしたんでしょうかね
辰巳神社は、別名『辰巳大明神』や『辰巳稲荷』『祇園のお稲荷さん』なんて呼ばれたりもします。稲荷と呼ばれる理由は境内にあるこの狐
白川のせせらぎの音を聞きながら
石畳の上を歩くと、京都情緒をビンビンに感じちゃう事が出来ますよ
鳥居にかかる額
毎年、6月には巽橋と辰巳神社の前では
祇園放生会(ぎおん ほうじょうえ)が行われます。
生き物への感謝を込めて
一般客に加え、舞妓さんなども参加して
2000匹の鯉の稚魚を白川に放流するイベントなども行われているんですよ
気になる方は是非、参加してみてはいかがでしょうか?
そんな辰巳神社の場所はコチラ↓
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