こんにちは京子です。
さて、本日ご紹介するお寺は・・・
実光院(じっこういん)です。
さて、この実光院の場所はというと、
京都の北部である大原(洛北)にあります♪
※三千院なども近くにありますので、一緒に回ってみてはいかがでしょうか?
門を潜ると入り口に鐘っ。これを鳴らすと案内の方が出てきます。
さて、実光院についてご紹介させて頂きますと
1013年に、遣唐使として唐にも渡った高僧『円仁』の弟子である
寂源(じゃくげん)というお坊さんによって開かれました。
もとは、すぐ近くにある勝林院(しょうりんいん)の
僧院・子院(修行僧の為の生活施設)として
実光院は建てられたんですね~。
彼も円仁と同じく、天台宗のお坊さんですよ♪
※天台宗と言えば、同じく大原にある三千院や延暦寺も天台宗ですよね☆
こちらが客殿になります。
お茶菓子がいただけますよ。お庭を見ながら頂きます。
さて、さて。
円仁と弟子の寂源と言えば・・・あるものを伝えて来たんです。
それが、中国から伝わった
『声明(しょうみょう)』と呼ばれる仏教音楽!
お経に節やリズムをつけた声楽です。
天台宗の声明は『天台声明』として900年以上に渡り今も残っているんですね。
なので代々、実光院住職は、この天台声明
を後世に残してこられたんですね
これにより、住職が声明研究の為に集めてこられた楽器が
客殿に並べられています♪
こちらは参拝客の方も鳴らしてらっしゃった
人気楽器の「編鐘」
ドラのようなものしょうか?
大きな音がしそうです・・・。
小ぶりな鐘。カワイイ音がしそうですよね~。
鉄琴のように、音階がついていそうな楽器です。
ひとつひとつに、解説などがなかったので
名前まではわかりかねますけれど
全部で10個ほどの珍しい楽器が置かれていましたよ!
こちらは本尊である地蔵菩薩像です。
客殿の欄間部分に飾ってある三十六詩仙画像は、江戸時代中期の狩野派の画家によるものだそうです。
では、お庭もご紹介しておきますね
お庭は広く、実際に歩いて楽しむ事が出来るんですね♪
紅葉のスポットとしても有名で
名物の『不断桜(ふだんざくら)』も植えられています。
紅葉に桜???
そうなんです。
ソメイヨシノなどと違い、秋から翌年の春まで咲き続けるという
とても珍しい桜なんですよ。
つまり・・・桜と紅葉が同時に見れるんです!
なんともスゴいですよね。
是非、シーズンに足を運んでみてはいかがでしょうか♪
こちらの小さな滝は律川と呼ばれる三千院を流れる川の水を
引き込んでいるそうです。
京子が立っているのが池の手前なんですけど
その向こう側には石の塔があります。
お寺の説明では、手前をこの世
そして、向こう側を極楽浄土に見立てているそうですよ。
最後に、こちらは先代住職の方が設計した茶室
『理覚庵』が建っています。
という事で♪
今日は、様々な楽器に囲まれた
実光院をご紹介させていただきました。
場所はコチラ↓