こんにちは京子です。

さて、本日ご紹介する神社は

合槌稲荷神社

合槌稲荷神社(あいづちいなりじんじゃ)です!


民家の路地に突如出現したこちらの神社。

場所は三条通の粟田口(あわたぐち)になります。


合槌稲荷神社

ちなみに、この辺りは

かつて京の七口の一つであった場所なんです。


粟田口はその昔、東海道や、近江、大津から京都に入る入り口のひとつだったんですね~。

詳しくは『粟田神社』の記事をご覧下さい。


さて、この地には鎌倉時代まで

多くの刀匠(とうしょう)と呼ばれる、刀を作る人達が住んでいたそうです。


合槌稲荷神社

こちらはこま札になります。


そんな、粟田口に住んでいたのが

平安時代、伝説の刀鍛冶と言われている三条小鍛治宗近(さんじょうこかじむねちか)という人物。

この合槌稲荷神社は、彼にゆかりのある神社なんですよ♪


ちなみに、あの祇園祭の鉾のひとつである『長刀鉾』。

この鉾のてっぺんについている長刀を作ったのが三条小鍛治宗近なんですね。


長刀

※詳しくは『祇園祭 長刀鉾八坂神社)』の記事をご覧下さい。


さて、そんな三条小鍛治宗近ですけど

どうして伝説の刀鍛冶と言われているのかと言いますと、

その生涯も謎に包まれていて

後に謡曲『小鍛冶(こかじ)』により、伝説的な刀鍛冶として現代に伝わっているからなんですね。


能の中でも、人気作であるその小鍛冶に、合槌稲荷神社に関するエピソードがありますので

そちらをご紹介したいと思います。


合槌稲荷神社

正面鳥居をくぐり細い路地の先を歩くと、拝殿が見えます。


時は平安時代。

ある日、夢を見た一条天皇。


それによると、「都を守る為の名刀を作りなさい。」と神のお告げを受けたそうです。


早速、一条天皇はある人物に刀を作る事を依頼するんですね。

その人物こそ、三条小鍛治宗近だったのです。


しかし、勅使を受けた宗近は困り果てます。

良い刀を作るには、自分ひとりでは完成しない。

良いパートナーが必要なのだそうです。


そこで、宗近は近くの稲荷神社で「良いパートナーに巡り合えますように」と毎晩祈っていたんですね。

そんなある日、ひとりの童子が突然、宗近の前に現れます。


「僕がいいパートナーになってあげるよ♪」

そう言われた宗近。


剣にとても詳しい知識を兼ね備えたその童子にびっくりしながらも

2人で名刀を作る事になります。


合槌稲荷神社

こちらは、拝殿です。ちなみに夜間は防犯上、中へ入れないように閉鎖されているそうなので参拝の際はお気をつけ下さい。


合槌稲荷神社

境内にある二宮弁財天社です。


刀を作る作業は

槌(ハンマー)を師が打つ合間を見て、弟子が槌を打つんですね。


カン、カン、カン、カン。


2人の息は何故かピッタリ。名刀を作れる予感のした宗近。

ちなみに、『相槌を打つ』という言葉は、この刀を作る様子が語源になっているそうで

弟子は相手(師匠)を見て槌(ハンマー)を打つからなんですね~。


さて、ようやく完成した名刀の名は『小狐丸(こぎつねまる)』

童子はそれを一条天皇の使いに渡すと天高く雲の上へと消えていったのです。

あっけに取られる宗近でした。


小狐丸には、表に『宗近』、裏側に『小狐』と刻んであった事から

稲荷社の狐が童子に化けた姿だと分かりました。


この事から、宗近はその狐を現在の合槌稲荷神社に祀っているとの事ですよ。

ちなみに、この名刀『小狐丸』は宮家のひとつ『九条家』の家宝となっていたそうですけど、現在は行方は不明だそうです。

そんな合槌稲荷神社の場所はコチラ↓


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