こんにちは、京子です♪
さて、本日もお盆に関連するイベントをご紹介させて頂きたいと思います。
新撰組ゆかりの壬生寺で行われています
(・∀・)ノ盂蘭盆万灯供養会(うらぼんまんとうくようえ)!!
この写真は、千体仏塔のひとつひとつに火が灯されている様子ですよっ。
※壬生寺に関しては『壬生寺 その1』『壬生寺 その2』の記事をご覧下さい。
門には『盆供施餓鬼(ぼんくせがき)』と書かれていました。あの世の世界のひとつである『餓鬼道』に堕ちた人を、このお盆に供養するという意味だそうです。
さて、さて。
境内には人が沢山集まっていらっしゃいますけれど
本日こちらでは壬生六斎念(みぶろくさいねんぶつ)による演目が奉納されるんですね♪
こちらが、そのステージとなる本堂です。
沢山の灯篭が目に入りますけれど、お話によると境内には1000個以上の火がこうして灯されているという事です。
ちなみに、どうしてこんなに明るくしているの
と思われている方もいらっしゃると思うので、簡単にご説明させていただきますと
これは、現在『お盆』の期間中だからなんですね。
ご先祖様(おじいちゃんやおばあちゃん)があの世から、私達のいる世界に少しの間だけ帰ってくるのがお盆。
お寺では、こうして精霊(祖先の霊)を向かい入れます。これが、迎え火。
そして、16日には、この世に来てくださった霊を再びあの世へ返します。
これを送り火と言うんですね。代表的なのが『五山の送り火』ですよね♪
そして、壬生寺ではこの迎え火と送り火の日に併せて
六斎念仏を奉納しています
その演目の中からいくつかご紹介させていただきます♪
まずは、『四つ太鼓』!
軽やかな笛の音色に併せて太鼓が打ち鳴らされていきます。
鮮やかな撥(ばち)さばきに思わず目を奪われます★
そして『祇園囃子・棒振り』が始まりました~
持っているのは一本の棒!
前後左右に、まるで棒が生きているかのように、さきほどの撥同様
こちらは鮮やかな棒さばきが見れます♪
棒を回しながら、縦横無尽にステージを駆け巡りますっ。
この演目をやってらっしゃる壬生六斎念の方々。
祇園祭の綾傘鉾でも、笛や太鼓の演奏をされてらっしゃるんですね。
もう祭りには欠かせない存在の方々なのです。
ちなみに幕末、綾傘鉾が焼失し祇園祭の巡行が出来なかった時にも
この壬生六斎念の方たちで演奏し
鉾は無くてもお囃子は続けたというお話も聞きました。
昭和54年に100年振りに綾傘鉾が無事に復活し
巡行の際は『棒振り』もされるようになったとの事です。
どんどん賑やかになってきたところで・・・
獅子舞が登場~っ!!
2人一組になって、獅子舞が踊ります。
時にアクロバティックな動きも見せてくれます~
見ていてハラハラドキドキさせられます。
そこに・・・ん?出てきたのは
一匹の・・・
これは蜘蛛(くも)なんですよ!!
獅子が踊り、遊び疲れ眠りこんだところに、忍び寄ってきた蜘蛛は
邪悪の象徴とされているそうです
ちなみに、獅子は正義の象徴という事なんですね。
その蜘蛛がとつぜん糸を吐き出します!!
びっくり(汗)
客席に向かっても蜘蛛の糸が巻かれますっ。
獅子は、この糸に絡まれ・・苦しみ、悶えますが・・・
やがて
勧善懲悪の名のもと・・・獅子が勝つという演目だそうですよ♪
こちらがその糸。先に鉛がついているんですけど、この鉛を3つゲットすると健康や金運に恵まれるそうです♪
という事で、お送りしました盂蘭盆万灯供養会。
本日ご紹介した演目は16日の送り火の際に
今度は中堂寺六斎念仏の方々により再演し、奉納されるそうなので
ご興味のある方はご覧になられてみてはいかがでしょうか
予定では夜の8時半から本堂前で行われるそうですよ♪
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