「山鉾巡行」によって浄められた四条寺町にある御旅所へ
八坂神社から「中御座神輿」、「東御座神輿」、「西御座神輿」
と呼ばれる3基のお神輿が氏子町を通って渡る神事
神幸祭です。
半月ほど祇園祭を追いかけてきましたけれど、
ついにこの日が来ちゃいました!!
祇園祭のクライマックスが今始まります。
※山鉾巡行については『祇園祭 2011 山鉾巡行(八坂神社)』をご覧下さい。
では、Let'sGo♪
山鉾巡行が終わり
一息ついた。
と思ったらちょっぴり仮眠してしまってた京子ですが
神のご意思か丁度お出かけしようかと思っていた時間に目が覚めちゃいました♪
さらにさらに
八坂神社の南楼門前で久世稚児が来るのを待ち構えちゃおう♪
と思っていたのですけれども
ナナナナナ、ナントー!!
花見小路という祇園界隈きってのお茶屋さんが軒を連ねる道路を渡ろうとしたら
バッタリ
久世稚児の行列に遭遇してしまいました!
しかも、
久世稚児が出て来るタイミングとバッチリ!だったみたいで
お馬さんに乗るその瞬間を押さえることが出来ました。
久世稚児?という方の為にもう一度復習しちゃいましょう♪
先の山鉾巡行で行われた「長刀鉾稚児」との違いは、
「大名格の格式」をもらう長刀鉾稚児に対して
久世稚児は…
「神の化身」へと生まれ変わります。
長刀の稚児が、「神様の使い」になるのですら驚きなのに
久世の稚児は、神さまの化身なんです!
そんな神の化身たる久世稚児がここにいるということは、
八坂神社に入る瞬間に間に合わない!?
ダーーーーーーーーーッシゅ
予定では、南楼門から白馬に乗って
登場するところだけを押さえるつもりでしたけれど
こんなに素晴らしいタイミングが重なるということは
西楼門前+久世稚児もおさえておかなくては!と思い
Get!です。
そして、またまたダッシュ!!
ナナナナ、なんとか当初の目標である
南楼門から馬に乗ったまま八坂神社境内へと入る姿を
動画にて取ることが出来ました。
南楼門から境内へと入ってきた稚児は
舞殿の周りを3周した後本殿へと入っていきましたよ。
これは、恐らく
一人で1000回参るのは大変だから
大勢で3回お参りして1000回って事にしましょうという
お千度の儀ですよね♪
その後、神事が行われた後
いよいよ三基の神輿の登場です!
この神輿は八坂神社に祀られている
「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」
「櫛稲田姫命(クシナダヒメノミコト)」
「八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)」
を神輿に移して、子孫の町内を回り、宿泊先である御旅所まで行きます。
それぞれの割り当ては、
「中御座神輿」=「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」
「東御座神輿」=「櫛稲田姫命(クシナダヒメノミコト)」
「西御座神輿」=「八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)」
となり、それぞれの神輿の形は違うんですよ♪
それより、京子ちゃん
素戔嗚尊と櫛稲田姫命はよく耳にするけれど
八柱御子神って?
八柱御子神とは
「御子神(みこがみ)」とは、
素戔嗚尊と櫛稲田姫命の子にあたる神で、
「八柱」なので「八人の子供」が神輿に乗り込んでます。
それにしても凄い数の人だと思いませんか。
ここにいる関係者の数だけでも
おおよそ千人もの方々が
今
この場に
集結しているんですっ!
道幅は、それぞれ4車線のT字型に交わった
とぉ~っても大きな場所なんですよ。
以前の記事でもご紹介しましたけれど、
御旅所に神様が、7日間宿泊されることから
その間に誰とも言葉を交わすことなく
御旅所を七夜お参りすれば願いが適う。
というご利益もあるみたいですよ♪
元々は、祇園さんこと八坂神社にお参りをして、その足でお旅所に参る。
というのを七回半繰り返すのが、芸子さん舞妓さんが受け継いできた
本来の「無言参り」なんだそうです。
つまり、この時期にオフの芸妓さん、舞妓さんに出くわしても
声かけちゃだめですよ♪
私も残り6日の間にいかなくっちゃ♪と思いつつ
一年が回ってしまいました(汗笑
そんな御旅所には、
それぞれの神輿のルートは違えど
一同全員が詰め掛けるようですよ。
今晩は、街の何処かで
ホイットー音頭が途切れることなく
こだましていると思います♪
そんな、山鉾巡行は鉦と太鼓、笛による雅さ全開のお祭とは打って変わって
ホイットー
ホイットー
と、神輿を上下に振ったり回転させたりする
とても荒々しいお祭の出発点はコチラ↓
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