こんばんは、京子です。
7月1日の吉符入りから始まり
半月過ぎた今日
いよいよ待ちにまった
山鉾巡行です。
当日の今日は
梅雨明けもあり晴れるのが確定していたせいか
人が例年よりも多い気がします。
では、じっくりと見て行きましょう♪
京子が着いたころには丁度
「斎竹(いみだけ)」の場所を示す暖簾(のれん)が掲げられていました♪
この「斎竹」とは以前にもご紹介しました、
八坂神社から正面に伸び、祇園や市内中心部に渡る四条通りと
麩屋町(ふやちょう)という場所に
大きな「竹」が立てられます。
この竹を四条通りを挟んで両方に立て
その両方の竹と竹を「注連縄(しめなわ)」で結ぶことにより
八坂神社神域への境界線を示します。
この注連縄を切ることにより
結界を解き神域へと進行していくんですよ♪
注連縄を見事に切り落とすと、結界が解き放たれ、
これより先の神域に入ることができるのです。
そうこうしているうちに信号機を引っ込め始めました。
お祭に信号機?
となるかも知れませんけれど
山鉾は背が高いために
信号機と山鉾の屋根が接触してしまう高さにあります。
なので、道路と水平に移動させてしまうわけなんですね♪
信号を動かすたびに「オーッ」という歓声がもれ拍手喝采です。
もしかしたら、祇園祭においての密かなイベントなのかも知れませんね(笑
そんな信号機イベントもつかの間、
どうやら長刀鉾が近づいてきたようですよ!
実は、この斎竹が立てられている場所と
長刀鉾町は少し離れていて
遠くの方で稚児が太平の舞を披露しているのを眺めながら
京子を含め周りの人たちは今か今かと待ちわびていたのです♪
すると、老中のような格好をした方が
注連縄の方向とその逆の方向にむかって塩を撒き清められていました。
残念ながら斎竹が立てられているこの場所では
長刀鉾町にて行われた舞は披露されなかったのですけれど
こちらでは先にご紹介した注連縄切りが披露されました。
稚児を乗せた長刀がだんだんと近づいて来て、
斎竹の前で一旦停止です。
板をしっかりと稚児の前で固定をし
注連縄を手繰り寄せ
真剣を構え
スーッっと引き抜いたかと思うと…
続きは動画で♪
「トンッ♪」と
見事一撃で注連縄を切ることに成功です♪
いよいよ結界内に突入します!
ここで!去年までの京子ちゃんならば
安堵することなく、とあるイベントを見にダッシュ!!
する所ですけれど
今年は魔法のチケットを手にいれちゃいました♪
じゃじゃ~ん!!!
拝観券です。
去年は入手出来ませんでしたけれど
今年はGeeeeeっt!!
でも、このチケットには一つだけ落とし穴がありました。
それは・・・
場所が選べな~いorz
あれれ?京子ちゃん、あんなに大きな山鉾を見るのにも
やっぱり場所って大事なの(?_?
と、疑問に持たれる方もいらっしゃるかも知れません。
いえ、きっと、きっといるはずです(笑
京子が場所を選びたかったのは、
とあるイベントこと「辻回し(つじまわし)」を見るためでした。
辻回しとは、祇園祭を見る上で欠かせない醍醐味の一つなんですよ。
それは、山鉾が巡行するルートの四つ角で行われるイベントで
直進しか出来ない鉾を無理やり90度も方向転換させてしまうイベントなんです。
どうですか?およそ10トンもある巨大な鉾が
ズゴゴゴゴ~と凄い音を立てながら
回転するさまはまさに圧巻ですよね!!
どうやって回転させているのかと言いますと
水に濡らした竹の上に、車輪を載せて
力一杯まわしたい方向に引くことによって
動いちゃうんですよ♪
何度見ても大迫力で、鉾が軋む音にはいつもハラハラしちゃいます!
京子が見たのは第二の辻回しポイントなのですけれど、
第三の辻回しポイントの少し手前で
お稚児さんと禿は鉾から降りるので
先回りをしちゃいました♪
この後、稚児と禿は八坂神社へと向かい
授かった位を返す「お位返しの儀」が行われるんです。
つまり、稚児と禿はその瞬間から長かった祇園祭のお勤めを終え
普通の人に戻るというわけなんですね!
その後、八坂神社では18時から開催の
祇園祭のメインイベントこと「神幸祭」が行われます。
山鉾巡行は、お昼過ぎも続きますけれど
京子は神幸祭にシフトしたいと思います♪
続きはコチラ⇒
注連縄切りが行われた場所はコチラで↓
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今回、辻回しを撮影した場所はコチラ↓
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そして、稚児が鉾から降りた場所はコチラです。
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