こんにちは京子です。
祇園祭も今日で11日目。
各、山鉾町には鉾が着々と建ち始めていますよ~!!
昨日は炎天下の中、『お迎え提灯』と『神輿洗い』に行って来ました~。
※その時の様子は、祇園祭 2011 お迎え提灯・神輿洗い(八坂神社)の記事をお読み下さい。
という事で、本日も祇園祭を行っている八坂神社の
境内末社のひとつをご紹介したいと思います♪
その名も・・
刃物神社(はものじんじゃ)です。
八坂神社の西楼門(四条通りに面している門)から入ると
参道が途中で二手に分かれているんですけれど
その左手の道を真っ直ぐ進むとありますよ♪
※ちょうど本殿の北側に刃物神社は位置してます。
さて、この刃物神社は名前から察する通り
刃物に関する神社というのはお分かりかと思います
『刃物大神の由来』
と書かれたこちらの石碑の説明によりますと
平安京のあった京都では、刀剣(とうけん)など、刃物の製作も盛んで
多くの名工を輩出した事から、刃物発祥の地としたとの事です。
それに加えて
刃物の基礎は、この土壌で培われ、刃物産地の基盤を確立し、各地に広め
現在に至ると書かれています。
『刃物大神』と書かれた石碑。
これらの祖先の偉業を称え、伝統を受け継ぐ意味を込め
刃物神社は昭和になってから建てられた神社なんですね♪
こういった事から、料理人の方なんかも参拝に来られるそうですよ
ちなみに、毎年11月8日には『ふいご祭』が行われています。
ふいご?・・・漢字では『鞴』と書きます。
火の燃焼を調整する為の工具で、鍛冶仕事で使われる器具のひとつなんですね。
この『ふいご祭』では刃物の供養が行われ
この日に刃物を持っていくと、無料で包丁を研いでくれたりするみたいですよ~。
そして、この刃物発祥地に祠を建て、刃物神社では
どんな神様を祀ったのかと言いますと・・・
天目一箇神(あめのまひとつのかみ)という神様です。
日本書紀などの中で、この神様は製鉄・鍛冶の神として描かれています。
神様たちが使う武具などを作っていたそうなんですね
ちなみに、この神様は名前の通り『目がひとつ』のお姿だったようです。
どうしてひとつなのかと言うと
刀の曲がりをチェックするのに片目を使ったりしますよね??
そういった所から『目がひとつ』の神様が描かれているんですね。
刃物神社では、刀の神様という事から、未来を切り拓くご利益があるとされています
ちなみに、ギリシャ神話にも鍛冶技術を持った神様『サイクロプス』というのが
出てくるんですけど、・・これも片目の神様なんですよね
日本神話もギリシャ神話の影響を受けている部分があるのかもしれませんね♪
こちらは手水鉢。夏にはとっても涼しげに写ります。
という事で、刃物神社も含め
八坂神社には様々な摂社・末社がありますけれど
これまでに、悪王子社、疫神社、北向蛭子社、美御前社、大国主社
これに加え、円山公園も含めて
このブログでも紹介させて頂きました
是非、祇園祭で八坂神社を訪れた際はチェックしてみて下さい★
そんな刃物神社の場所はコチラ↓
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