こんにちは、京子です。
さて♪本日も茅の輪をくぐりたいと思います。
今回、京子が行って来たのは・・・
上賀茂神社です~。
今日はここで、
夏越の大祓(なごしのおおはらえ)が行われていました~♪
ここでおさらいですけれど
『夏越の祓』や『茅の輪くぐり』は全国の神社などで
行われています。
では、どうして行われるのか?と言えば
6月と言えば、一年のちょうど半分!
この時期に、残り半年の無病息災を願う為に行われているんです。。
さて、朝10時に上賀茂神社へ到着すると・・・
茅の輪の周りに人が集まっています★
丁度、二ノ鳥居を抜け、立砂との間に
茅の輪がありました♪
夏越神事(なごししんじ)がまずは行われます。
神職の方がやって来られてまずは茅の輪をくぐられます。
※10人程が列を作り、8の字を描きながら茅の輪の中を三度通られます。
直径はおよそ、3メートル強の、この茅の輪。
参拝者の皆さんも、その後に続き
どんどんくぐってらっしゃいます♪
水無月の夏越の祓へする人は 千歳の命 延ぶというなり
(みなづきのなごしのはらへするひとは ちとせのいのちのぶというなり)
この歌を唱えながら
①茅の輪をくぐり左にぐるっと旋回
②元の位置に戻り、もう一度くぐり今度は右にぐるっと旋回
③最後に、もう一度くぐり左に抜けて終了、
これで、残り半年も無病息災~!
さて、ここで夏越の大祓に欠かせない食べ物といえば・・
水無月(みなづき)です!
三角の形に切られたういろうに小豆が乗った和菓子を、この期間には食べる風習があります。
※旧暦の6月を水無月と呼びますが、その名前から取られたお菓子のようです。
この食べ物は、あるモノに見立てているんですけど
・・・それが『氷』なんですよね!
氷は暑気払い(しょぎばらい)の意味を込めているようで
貴族の人たちは、氷を口に入れて暑気払いをしたそうです。
ですけれど、そんな貴重な氷を庶民は食べる事が出来ないので
氷をかたどったお菓子が作られるようになった事が
この水無月の始まりなんですね。
さて、午前中には夏越神事が行われ
夜の8時から再び、上賀茂神社にて
夏越祓式(なごしはらえしき)が行われます。
境内には、所々に火が焚かれ、幻想的なムード♪
夜の神社っていうのも、なんだか雰囲気がありますよね~。
こちらは、立砂(たてすな)です。
上賀茂神社の立砂は北の方角にそびえる山、『神山(こうやま)』を
かたどったもので
この神山は依り代(よりしろ)・・・すなわち
神様が招き寄せられて乗り移るモノと
されている神聖な山なんですよ★
では、橋殿の方へと歩いていってみましょう。
こちらでは、茅の輪が御守りとして売っていました。
もちろん、絵馬もありましたよ。
これは神職の方が、茅の輪をくぐってらっしゃる所と
橋殿と、その下を流れる『奈良(楢)の小川』が描かれています。
そうなんです。
今から、この橋殿と奈良の小川で行われるのが
『人形流し(ひとがたながし)』です。
手から何やら紙を撒いているのがおわかりですか?
人型の形をした紙に名前と年齢(数え年)を記載して
それを神主さんが奈良の小川に流していたんですね。
『風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける』
百人一首、藤原家隆の歌が詠まれ人形流しが始まります。
では、ここでお久しぶりにその様子を
(・∀・)ノ動画でご覧下さい~。、
2011-夏越の大祓(上賀茂神社)1
奈良の小川には篝火(かがりび)も焚かれています。
この人形に、皆さん名前を書き
お祓いとして、罪やけがれを水に流して浄めるのです♪
2011-夏越の大祓(上賀茂神社)2
ちなみに、こちらは橋殿の様子です。
引き続き、神事が中では行われていました。
『人形流し』は昔から行われていた神事ですけれど
今の時代に合わせて
自動車等の乗り物のお祓いの為に『車形』なんていうのも登場しているんですよ~。
そんな夏越の大祓が行われた上賀茂神社の場所はコチラ↓
大きな地図で見る