こんにちは京子です。
さて、本日ご紹介する神社・・・
疫神社(えきじんじゃ)です!
さてさて、早速こま札を見てみますと
「蘇民将来の子孫なり」という記述がみられます。
これから始まる祇園祭でも度々登場する重要なキーワードで
以前の、「祇園祭 疫神社夏越祭(八坂神社)」記事でも取り上げましたけれどもう一度ご紹介します
昔むかし、ある所に兄の名を「蘇民将来(そみんしょうらい)」
弟の名を「巨旦将来(こたんしょうらい)」という二人の兄弟がいました。
兄の蘇民将来は「貧しく」、弟の巨旦将来は「裕福」だったのにも関わらず
ある晩、武塔神(むとうしん)という神が一夜の宿を求めてきたときに
弟は断り、兄は快く迎えいれました
兄は貧しいながらもおもてなしをし、それに感動した武塔神は
「我は素戔嗚尊(スサノオノミコト)、
蘇民将来の子孫だと言い茅の輪を腰の上につけていれば、
後世に疫病あれど蘇民将来の子孫は免れるであろう」
と教えたといいます。
噂では、弟の将来一族をことごとく滅ぼしたとか
そんな由来から、人が通れるくらいの大きな茅の輪を潜って無病息災を祈るようになったんですね
また、祇園祭のちまきでも
「蘇民将来之子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)」という文字が使われるようになりました。
このお話は、「備後国風土記」に載っているお話なんですよ。
周りには露天が並んでいるんです♪
さて、そんな蘇民将来と関係の深い疫神社ですけれど
今回もちょっぴり祇園祭を先取りという事で、
いよいよ7月から始まる祇園祭の予習をしたいと思います。
7月31日に行われる、祇園祭の神事のひとつである『疫神社夏越祭』が行われるんですね
その『疫神社夏越祭』に使われるのが
茅の輪
なんです。
その元となるこの茅(ちがや)を使って、輪っかを作るのですけれど
茎の部分は堅くて難しいんですよ
ちなみに、去年作った茅の輪はこちらです。
今年も行けたらもう少し綺麗に作ってみます
ちなみに、この日以降「きゅうり」が食べられるようになります。
何故、きゅうりが食べられるようになるのかと言いますと、
八坂神社のご神紋がきゅうりを輪切りにした時の切り口に似ていることから、
八坂神社のお祭である祇園祭の祭事中は、食べないというしきたりがあるんです。
7月1日から7月31日までは「きゅうりのQちゃん」でさえ食べられないので
きゅうりが食べられるのは来週一杯までですよ(笑