こんにちは京子です
さて、本日ご紹介するお寺は・・・
護浄院(ごじょういん)です♪
通称、清荒神(きよしこうじん)と言い
地元の方には、「こうじんさん」や「きよしこうじんさん」の名で親しまれています。
さて、この清荒神とは何かと言いますと
こちらの本尊にもなっている清三宝大荒神の事で
今から1200年余り前に
光仁天皇の皇子であり、桓武天皇の異母兄にあたる開成新王が
仏門に入り、摂津(大坂)の勝尾山で修行中に現れた荒神に
感銘を受け、その姿を彫り、祀ったのが始まりと言われています。
護浄院の絵馬になります。
室町時代、後小松天皇の勅命により乗厳(じょうげん)律師が
京都の地に清三宝大荒神を勧請した事が護浄院の始まりと言われていて
その後、1600年に、御所の守護を目的に、現在の地に移る事となりました。
※律師とは、お坊さんの管理を行っていた官職です。
場所は京都御所から道を1本挟んですぐ東に位置してるんですね。
この辺りの地名である「荒神口」は、この荒神から取られています。
境内へ入ると左側にずらっと細長いお堂が続いています。
左端からひとつずつご紹介しますね♪
まずは、洛陽三十三所観音の巡礼第三番札所になっている
准胝観音(じゅんていかんのん)が安置されているお堂です。
准胝観音は多くの仏を産みだす母である事から、子授け観音とも言われているんですよ。
ちなみに
こちらは、その向かいにありました
江戸時代後期、第119代天皇である光格天皇(こうかくてんのう)の胞衣塚(えなづか)です。
※胞衣とは子供が生まれてくると同時に出てく胎盤の事です。
次のお堂は、大聖歓喜天を安置しています。
大聖歓喜天は象のような鼻の長い神様です。
更に右隣には不動明王を安置しています。
一番右手には、薬師如来を安置しています。
さて、コチラの鳥居をくぐりますと
本堂が見えました
額です。
本尊である清三宝大荒神(清荒神)は、火の守護神と言われています
この事から一般家庭では、火の用心として清荒神の護符(お札)が貼られている事も多いそうで
厄年よけで参拝すると、火箸が貰えるそうです。
ちょっぴりユニークですよね
七福神発祥の地と言われている京都には様々な七福神を巡るコースがあり
護浄院は「京の七福神巡り」や「京都七福神めぐり」のひとつになっていて
堂内には
福徳恵美寿神(ふくとくえびすしん)や、福禄寿(ふくろくじゅ)が安置しているんですよ♪
そんな護浄院の場所はコチラ↓
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