こんにちは京子です
さて、本日参加してきましたのは・・・
上賀茂神社で行われた
賀茂競馬(かもくらべうま)です
去年に引き続き、今年もレポートしたいと思います
※去年の賀茂競馬の記事はコチラからどうぞ。
さて、この「賀茂競馬」について簡単にご説明させていただきますと
平安時代から続く、京の都に伝わる神事です。
どんな事が行われるの
と言いますと
1つのコースを2頭ずつの馬が走り
互いの速さを競い合うのが、この賀茂競馬なんですね。
では、早速行ってみましょー!!
お昼頃、上賀茂神社に到着した京子。
参道の方へ行ってみると・・・
一ノ鳥居をくぐり、参道へと続々と入場し始めていました。
この方たちは
神主を始め、平安装束に身を包んだ
賀茂競馬に関わる人なんです♪
もちろん、この神事の主役である
お馬さんも一緒でしたよ~。
では、実際に馬がどんなコースを走るのかと言いますと
上賀茂神社の広い境内にある
一ノ鳥居から二ノ鳥居までの間にある直線コース!(約200メートルの芝生)
芝生に埒(らち)と呼ばれる柵を設け2頭の馬を走らせます。
※「埒が明かない」で使われる埒とは、まさのこれです。「埒」が明かないと、その後、15日に行われる「葵祭」が行えないという事から、物事が進展しないという意味として現在でも使われていますよね。
写真に写っているのは
この埒の中を見回っている警護衆です。
毎年、警護衆はちびっこ達が勤めているんですけど
これがまた人気なんですよね~
参拝者の皆さんも微笑ましい顔をしてらっしゃいました。
こちらは矛(ほこ)です。これは神様がいらっしゃるという事なんですね。
さて、全部で6レースが行われる賀茂競馬。
左方(さかた)と右方(うかた)に分かれ
それぞれの馬(騎手)が1つのコースを走り抜けます。
ちなみに騎手の事は乗尻(のりじり)と言うんですよ。
赤い服を着ているのが左方です。ちなみに右方は黒を基調とした服を着ています。
いよいよ第1レースが始まるわけですけど
これに関しては、左方の勝ちだとあらかじめ決まっているんですね~。
ひとつの儀式と言ってもいいんですけど
左方の乗尻は刀を右手に持って、前から後ろへと移動させながら
先に埒内を走り抜け、右方を挑発するポーズを見せるんですね♪
では、早速これを動画でご覧いただきましょう~
さてさて、ここからが真剣勝負♪
これもまた、現代の競馬とは違うんですよ!
「先」にスタートした馬と「後」にスタートした馬との差が開けば先の勝ち
縮まれば後の勝ちとなるんです♪
では、これも動画でどうぞっ!!
右方は、すんごく鞭を何度も叩いているのがわかりますよね~
さて、走り抜けた後はどうするのかと言うと・・・
乗尻の人たちも、自分が勝ったのか?負けたのか?
結果が気になりますよね~。
そこで登場するのがこの人たち。
後見(こうけん)
彼らによって勝負が判断されるんですね♪
高い位置からゴールを見ていらっしゃいます。
後見の側には
念人(ねんじん)と扶持(ふち)がいます。
※左手にいる念人の前にある太鼓は勝負の楓を馬が駆け抜けた時に鳴らされます。
この場所まで乗尻が結果を聞きにくるんですね~
レースの前半が終了したところで矛が倒されます。これにより神様はお帰りになられるという事です。
レースを終えた左方の方々です。
こうして、合計6本の勝負が行われた上で
結果発表があり
左方が勝てば、その年は「豊作」になると言われていますよ~
そんな賀茂競馬は
あの「徒然草」にも書かれているんですね
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