こんにちは京子です。
さて、本日ご紹介するのは
紫式部と小野篁のお墓です
まずは紫式部(むらさきしきぶ)と小野篁(おののたかむら)という2人の人物をご説明させて頂きます
紫式部と言えば・・・ご存知、「源氏物語」の作者ですよね
主人公である光源氏が繰り広げる恋愛物語!
この源氏物語は平安時代に
公家の間でベストセラーを記録したんですね。
特徴的なのは、なんといってもその長さ。
三部構成となっている長編作で100万文字もあるんです。
※世界最古の長編小説と言われています。
100万文字ってどのくらいの量かというと
300ページ弱の文庫本で15万文字程度ですから
・・・どのくらいボリュームのある物語なのかお分かりですよね
ちなみに、源氏物語の書かれた紫式部(むらさきしきぶ)の邸宅跡には現在、廬山寺(ろざんじ)が建っていますよ。
「紫式部墓所」と書かれた石碑。この奥に紫式部のお墓があります。
奥へとどんどん進んでいきます!
恋愛作家として有名な彼女。
どんな人と結婚したのかと言うと
藤原宣孝(ふじわらののぶたか)という人。
年の差はなんと20歳
※宣孝は紫式部のお父さんの友達だったんですね。
幸せな結婚生活が続くと思いきや・・・
5年で、この結婚生活にも終止符が打たれます。
夫である藤原宣孝が病死してしまうんですね。
夫を失った後、彼女は源氏物語の執筆を始める事となります。
こちらが紫式部のお墓になります。
ちなみに、紫式部と小野篁のお墓は
京都の紫野(むらさきの)と呼ばれる場所にあります
少し変わった地名である紫野。
どうしてこのような名前が付いたのかというと・・・
平安京が作られた頃
この場所には、「紫草」という花が生えていたんですね
紫草は、染料として使われていました
天皇や貴族が身につけるモノの染料として
紫野で採取された「紫草」は重宝されたというワケです!!
では、次に小野篁(おののたかむら)をご紹介させていただきます。
文武両道で、遣唐副使にも選ばれるほどのエリートで
彼の詠んだ歌は百人一首にも収録されているんですよ
そして、小野妹子の子孫にあたる小野篁は
今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)によると
・・・閻魔大王の裁判補佐をしていたと書かれているんですね
そうです
あの世で裁きをしている怖~い顔の閻魔大王です。
彼は、あの世とこの世を行き来し
仕事をしていたと言われているんですね。
六道珍皇寺には、小野篁があの世とこの世の出入り口に使っていた「冥途通いの井戸」があります。
こちらが、小野篁の墓です。
ちなみに小野篁と紫式部のお墓は
隣同士にあるんですけど
実は、この2人・・・
・・・縁者関係(デキちゃってた!)
なんじゃないの
なんて噂されていたりするんですよね~
そんな、紫式部と小野篁のお墓のある場所はコチラ↓
大きな地図で見る