こんにちは京子です
さて、本日は・・・
(・∀・)ノクリスマスイヴですよね~
と、いう事で、お寺や神社ではなく
ちょっと趣向を変えてみました★
どどん!!
京都ハリストス正教会
(きょうとはりすとすせいきょうかい)
という事で、本日は
京都市から有形文化財にも指定されている
こちらの教会をご紹介したいと思いますっ
さては、まず・・・
「ハリストス」というのは何か
それは・・・っ
(・∀・)ノハリストスとはキリストの事なんですね
そして
「正教会」というのは
ロシアの司教ニコライによって1861年、幕末期に
日本に伝えられたキリスト教の事であります
こちらには
京都ハリストス正教会に加えて、
「生神女福音聖堂(しょうしんじょふくいんだいせいどう)」
と書かれていますけれど
これは
正教会の大聖堂の事であり
メインの建物なのですね
ちなみに、生神女(しょうしんじょ)とは・・・・
聖母マリアの事であります。
日本におけるハリストス正教会の中で
現存する最古の木造教会と言われている京都ハリストス正教会。
明治期である1901年には建物が完成していたようです。
これを設計した人物というのが・・・
松室重光(まつむろしげみつ)という京都出身の建築家です。
彼は京都府庁舎旧館(明治37年の作品)なども
手がけているんですね~
もちろん、そちらも洋館をイメージさせるモダンなデザインでした。
明治の頃ではやはりそういう建物は
一際目立ったのではないでしょうか
冒頭にアップしたのが
生神女福音聖堂の正面から見た写真ですけど
こちらは側面になります。
特徴的な色をしていますし、隣も公園ですし、背の高い建物が無い分、頭ひとつ飛びぬけていて存在感はバツグンですね
この建物は
木造平屋建てのロシア・ビザンチン様式
というスタイルだそうです。
ぬぬぬ?ビザンチン!?
これは
正面よりこの4つの部屋↓(スペース)が一列に並んでいるんですね。
玄関
啓蒙所(けいもうじょ)・・・教えを説く部屋
聖所(せいじょ)・・・聖櫃(棺桶)の置かれている部屋
至聖所(しせいじょ)・・・関係者しか入れない最も神聖な場所であり天国の世界を表している部屋
最も広い聖所を中心として
十字形に並んでいるそうです
つまり、上から見ると
(・∀・)ノ十字架に見えちゃうって事なんでしょう。
※建物の大きさは最大幅15m、奥行27m、総高22mにもなります。
それに加え、玉葱形のドームも特徴のひとつなんです!
一つの建物でも、こうやってじっくり見てみると
なかなか凝っている造りですよね~。
残念ながら、京子が行った時は中に入る事は出来なかったんですけれど、堂内には同時期にモスクワで描かれた「最後の晩餐」など多数の絵(イコンと呼ぶそうです)があるそうです♪
その数、なんと30点も!
すごく綺麗なんだろうなぁ~
・・・やっぱり改めて中に入ってみたい♪
と思い調べてみると
毎週日曜、10時20分~12時30分には礼拝が行われているそうなので
その時が中を見れるチャンスのようですね。
ちなみに、建物自体は先ほども言いました通り、1901年には完成していたんですけれど、ロシアの正教会から寄付された絵や、鐘、大燈明(だいとうみょう)などの到着が少し送れ、1903年だった為、同年に、やっと成聖式(せいせいしき・聖水が降り掛けられる儀式)が開催され晴れてオープンとなったようです
※この翌年には日露戦争が始まりました。なんとも絶妙なタイミングですね。
中に見えるのは鐘楼です。
さて、簡単にではありますけれど
「正教会」の歴史についても
ご説明しておきます
正教会が日本に伝えられた幕末
司教ニコライが函館の地に降り立ち
以後、日本の中に根を下ろし
布教活動を広げます。
その後、日露戦争が起こり
ロシアから伝わった正教会は
敵性宗教としてあまり
いいようにはとられなかったんですね。
しかし、その生涯を日本への正教伝道に捧げ
日露戦争中も日本に留まり、1912年・・・日本で永眠されました。
そんな司教ニコライが布教した正教会の建物のひとつである
京都ハリストス正教会の場所はコチラ↓
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