こんにちは京子です
昨日は京都検定でしたね~っ。
ブログを読まれている方の中にも
多数、受けてらっしゃる方がいるかと思いますけれど
みなさん、いかがでしたでしょうか
バッチリ出来たでしょうか?
さて、さて~本日は
寛永7年(1630)年創業の老舗、和菓子店である・・・
寛永堂(かんえいどう)です
なるほどぉ・・・寛永ですかっ。
(・∀・)ノめちゃくちゃ歴史があるじゃないですか~
こちら寛永堂はその名の通り
寛永7年に創業という事で、お店の名前を年号から取られているんですね。
さて、こちら寛永堂の1階は販売スペースになっていまして
何を売っているのかと言いますと・・・
(・∀・)ノ京都の「丹波黒豆」を使用し作られる「ようかん」や「ゼリー」ですっ。
※他にもまんじゅうやおせんべいもありました♪
そして、店内奥の階段を登ると
2階が茶寮スペースになっています
カフェは度々入ってますけど
甘味所は久しぶりの京子ですっ♪
ワクワクしながら2階へレッツゴーしてみましょう~
ここで、京子驚いちゃいますっ
2階はというと、綺麗な店内に
なんともゴージャスな・・・
金屏風
キラキラしちゃってます。
何が描かれているかというと
貴族たちの優雅なお姿。
たぶん、この建物は御所なのだと思います
その他の金屏風には
祇園祭の様子が描かれているものもありまして
なんだか、上品さと気品の高さを感じさせてくれる
店内に京子の背筋もピンとなりました★
さて、こちらのお店の名前にもなった
「寛永」
寛永は、江戸時代の年号ですよね~。
元和(げんな)から寛永(かんえい)に年号が変わったんですね。
徳川家光の時代までをよく「武断政治(ぶだんせいじ)」と言います。
つまり、武力をもって行う政治であり、戦国時代の空気を引きずっていたんですね。
※ちなみにその後、 家綱からは「文治政治(ぶんちせいじ)」と呼ばれます。武断政治に対する言葉であり、力によって押さえつけるものでなく、儒学(朱子学)を広め、その価値観の元、国民をまとめる、そんな政治に変わっていきました。簡単に朱子学を説明すると、「上の者が絶対だ!」という考え方です。
全国統一をしたものの
徳川幕府は反旗を翻す大名が出てこないようにする為に
様々なアイデアを考え出すんですね。
今回お邪魔したのは四条本店です。東京を含む全7店舗の支店があります。
江戸時代、将軍の代変わり事に出された
武家諸法度(ぶけしょはっと)を家光も出します!
家光の時代に出された武家諸法度で有名なのが
(・∀・)ノ参勤交代(さんきんこうたい)
これにより、江戸幕府が260年続いた!とも言われているくらいのすごい制度っ。江戸幕府安泰の要であり、全国の大名を弱体化する事が出来たんですね。
ちなみに、この参勤交代の内容は
と言いますと・・・
全国にいる大名の
妻や子供を
江戸に住まわせて(つまり人質にとって)
全国に散らばる各藩の大名を定期的に江戸に呼びつけ滞在させました。
家光の時代は1年ごとに江戸と地方を行き来していたんですね。
「逆、単身赴任。」・・・って言えちゃいますよね(笑)
奥さん子供が人質にとられているので
( ´Д`)徳川の言う事には従わなくっちゃいけないですよね。
店内には金屏風の他に百人一首も飾られてましたよ♪
そして、この参勤交代の
第2のポイントとしては
(・∀・)ノ江戸に行く費用は・・・すべて各大名が賄うのが鉄則なんです。
( ´Д`)もう、めちゃくちゃお金かかっちゃうんです!
数千人の大行列で江戸まで行きます。
つまり大名行列っ
たった1人で大名が行くワケじゃないんですよね。
もちろん、大名なので見栄もあります。
大所帯でパレードしながら江戸を目指すといった感じですね。
※各諸藩の大名は、お互いに権力を誇示しようとした為、人数も次第に多くなり、服装も豪華になる傾向にあったそうです。
大名行列ってコトは
徒歩で江戸に向かうので、到着する日数は最長で一ヶ月かかる場合もあるそうです!
江戸から離れている大名は可哀想ですよね(笑)
あちなみに時代劇のドラマとかを見てると
「下にぃ下にぃ!!」と言いながら
農民の人達が頭を下げているシーンをよく見ますけど
あれって実は
御三家(紀伊・水戸・尾張)だけに許された言葉だったんですね。
参勤交代かかる費用はつまり
毎日の数千人の食費代、そして宿代と・・・
考えただけで恐ろしいくらいの費用がかかるんですね
ちなみに、費用は現在に置き換えてシミュレーションすると
13日間かけて江戸に到着したとして
計算してみると
なんと
( ´Д`)・・・約、5億円かかるらしいです(汗)
うーん、こんなのが一年に一度あるんでもん。
そりゃ各藩はお金も貯められないし
武器も買えないし、弱体化する事間違いないですよね~。
しかし、悪い事ばかりではないのがこの制度
その江戸までの道中で
各大名がお金を使ってくれるので経済効果は抜群!
道中にある地方も充分な恩恵を受ける事となるんですね。
さて、お話は寛永堂に戻しましてっ!
メニュー到着
さて、この寛永堂さんは黒豆を使った商品が有名なんですよね。
京都の丹波には自社工場もあるそうです。
って事で・・・
今回、京子がオーダーしたのは
(・∀・)ノ黒豆茶ぜりぃ&ホットコーヒー。
これは、黒豆を焙煎し「お茶」にしたものをゼリーにしているんですね。
手が込んでいますね~っ!
では、いただきまーす♪
パクっ。
もぐもぐ・・・
ん~!!
おいしぃ~
とっても甘いのに
後味がすっきりしていて、何個でもパクパクできちゃいますね~。
あっという間に
ぺろっと頂いちゃいました
味も美味しいし、店内には見事な金屏風っ。
目からも、舌からも
「和」を感じられる素敵な甘味所ですね
(・∀・)ノ京子、幸せであります。
そんな寛永の時代から続く
超老舗の甘味所「寛永堂」の場所はコチラ↓
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