こんにちは京子です~っ。

さて、本日は

天台宗の三門跡寺院のひとつであり!

歴史書「愚管抄(ぐかんしょう)」の作者である

慈円(じえん)も住職を務めたお寺っ!

青蓮院

青蓮院(しょうれんいん)です


京子がそれらを分かりやす~く、ご説明しながら

この青蓮院をご紹介したいと思います

青蓮院の石碑

さてさて、青蓮院に到着すると

まず、目に入るのが・・・

青蓮院の大クスノキ

どーん!この立派な「大クスノキ」っ

なんと、京都市天然記念物に指定されてるんですね~っ。

樹齢はなんと、800年ーっ!


これを手植えしたのが

「善人ですらこの世を去って極楽へ行けるのだから、悪人は言うまでもなく極楽へ行ける」

という一風変わった!?教えを説いた

親鸞(しんらん)というお坊さんだそうですよ


ではでは、次に

こま札を見てみましょう~っ

青蓮院のこま札

先ほどもご説明した通り、こちらは

天台宗の三門跡寺院のひとつになるんですね。


この、「門跡寺院」というのは

皇族や摂家(摂政関白を出す家柄)が出家する特定の位の高い寺院の事なんですよねっ。

青蓮院の提灯

つまり、天皇家御用達だという事です。

天台宗とはちなみに

最澄というお坊さんが

始めた宗派で、この青蓮院を作ったのも彼であり

「弟子にラブレターを送ったり」

「仏教・茶・ゆばを唐から日本へ持ち帰ったり」

と、とっても魅力的なお坊さんなんですよね~。


ちなみに、天台宗の三門跡寺院に数えられるのは

三千院妙法院、そしてこの青蓮院になります。

※青蓮院は、現在のところ最後の女性天皇である後桜町上皇(ごさくらまちてんのう)の仮御所ともなっていました。この為、「青蓮院旧仮御所」として国の史跡に指定されています。


そして入り口、左手に見えるのが

青蓮院の植髪堂

植髪堂(うえかみどう)

なんだか、ちょっと気になるお名前ですよね~!

植える?


髪?


なんとこちらに祀られているのは

髪の毛なんですね(汗)


ところで、誰の髪の毛?って言いますと

大クスノキも植えたと言われている「親鸞」の髪の毛なんです


彼が僧侶となる時に剃髪した髪の毛が中に祀られております。

でも、どうして親鸞の髪の毛がココにあるの

というと


親鸞は、こちら青蓮院の3代目住職「慈円」により得度を受け仏教の世界に入ったからなんですね

※得度は仏教における僧侶となる為の出家の儀式です。


なので、親鸞はココで剃髪したってワケなのです★

青蓮院の境内

さて、いよいよ境内の中へ。

そして建物の中に入っていきます!

青蓮院の渡り廊下

各お堂は渡り廊下で繋がっていてどんどん中へ入っていきます~。


ちなみに、廊下のお庭に目をやると

青蓮院の手水鉢

豊臣秀吉の寄進といわれる「手水鉢」がありましたっ

青蓮院の小御所

こちらは小御所(こごしょ)の中から外のお庭を撮影っ。


平安時代末期には住職の居間として活用されていたのが小御所なんです。


目の前に広がるお庭は「龍心池(りゅうしんち)」を中心にした、池泉回遊式庭園で

池の周りをぐるっと回りながら楽しむお庭です。


青蓮院の小御所と龍心池

こちらは外側からの小御所と龍心池です。


さて、次にご紹介するのは

青蓮院の宸殿

宸殿(しんでん)

こちらで、慈円により親鸞は得度(とくど)を受けたんですよね~。

別名「お得度の間」とも言われています。


青蓮院の紅葉

広い境内は見事な紅葉が~!わぁ綺麗っ。


さて、ちなみに

この「慈円」というお坊さんは鎌倉時代の人で

冒頭でもお伝えした通り

歴史書「愚管抄(ぐかんしょう)」の作者でありまーす


中には何が載っているのかと言いますと

初代天皇である、「神武天皇」から

第84代「順徳天皇」までの歴史が書かれていまして

貴族から武士への権力の移り変わりを描いています。


面白いのが歴史の出来事が淡々と書かれているだけでなく

世直しの方法を論述していたりしているので

論書であると言ってもいいですね。

青蓮院の大玄関

こちらは大玄関です、もちろん現在は使われていません。幕末の最後の天皇である「孝明天皇」が使った輿が陳列されているようです。


ちなみに慈円は公卿である「藤原忠通(ふじわらのただみち)」の息子なんですけど

源頼朝の政治を道理にかなっている!

と評価したりと・・・


藤原家の中でも変わり者の人だったみたいですね。


「承久の乱」直前に一旦完成したこの本は

乱を画策する後鳥羽上皇に対して忠告する為に書かれたとも言われているんですよ

※乱後に改定が加えられたようです。

青蓮院の熾盛光堂

こちらは本堂である「熾盛光堂(しじょうこうどう)」です。

この丁度裏側にあるのが


・・・青不動明王二童子像(あおふどうみょうおうにどうじぞう)こと

「青不動(あおふどう)」

こちらは体が群青(ぐんじょう)で描かれている不動明王で

日本三不動の一つで平安時代から信仰されて

青だけじゃなくて、金剛峯寺の赤不動、そして三井寺には黄不動と呼ばれるものがあるんですよ~。


青蓮院の好文亭

好文亭(こうぶんてい)は後桜町上皇が仮御所として使っていた時の学問所になっていました。


さて、今回も調子に乗って

(・∀・)ノ

京子の紅葉ショットのコーナーです


今日は1枚に絞りかねたので・・・・

2枚っ(笑)


どうぞ~!!

青蓮院の紅葉

青蓮院の紅葉

はぁ・・・


癒されますね~っ!

そんな、紅葉が素敵な青蓮院の場所はコチラ↓


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