こんにちは京子です。
さて、本日は・・・
地獄まで行って罪人を救ってくださるという
とっても珍しいお地蔵様がいらっしゃる
矢田寺(やたでら)です
京都の商店街、寺町にあります
こちら矢田寺の始まりはと言いますと
創建は平安時代の初期
奈良の矢田寺の別院(別の地域に設けられた寺院の事です)として
出来きたのが始まりで
その後、1575年に現在の地へ移されたそうです~
矢田地蔵尊(やたじぞうそん)とも言います。
境内には
真っ赤な提灯が沢山吊るされていました!
こちらが本堂になります
さて、ここで注目していただきたいのが
手前、2本の柱に吊るされている立て札
何が書いてあるかと言うと・・・
向かって右の立て札には
「送り鐘」
向かって左の立て札には
「代受苦地蔵(だいじゅくじぞう)」
では、まず送り鐘から行ってみましょーっ。
こちらの梵鐘は、「送り鐘」です。
ん送る
そうなんです
お盆の季節になると、ご先祖様があの世(冥土)からこの世に
帰ってくると言われていますよね。
ご先祖様がこの世に帰ってくる時に迷わないように撞かれるのが
それに対して
ご先祖様が帰る時に撞かれるのが
こちら矢田寺の「送り鐘」なんですね。
毎年、8月16日は矢田寺へと精霊送りの為に「送り鐘」を撞きに多くの人たちが訪れるそうです。
矢田寺の前はアーケードになっていますので雨の日でも安心♪
こちらは、びんずるさん。撫で仏とも言われ、自分の体の悪い部分を撫でる事でご利益があります。
こちらの額はなんとも極彩色ですね~っ!
では、次にこちらの絵馬をご覧頂きましょーっ
どーん!
ひゃー(汗)
燃え盛る炎の中で、鬼が人々を苦しめていますね。
熱く茹でられた釜でしょうか?
その中にも人が。
とっても熱そう・・・
これはズバリ、地獄ですね
ん?
よーく見ると
その人々を助けているのは、こちらの矢田寺にある地蔵様なのです
手を引いている姿がばっちり写っていますよね
矢田寺を開山した
満慶(まんけい)というお坊さんがあの世に行って
地獄で罪人を救っている地蔵の姿を見ちゃいます。
そして、その姿を彫刻したのが・・・
約2mの立像「代受苦地蔵(だいじゅくじぞう)」なのです。
それが矢田寺のご本尊です!
代受苦地蔵とは、読んで字の如く・・・
苦を代って受けてくれるお地蔵さん!
代受苦地蔵をモチーフにした「ぬいぐるみ地蔵」
こちらは
お地蔵さんのひとつひとつに直接願い事を書く事が出来ます
それにしても、苦しみを代わりに受けてくれるって変わってますよね(笑)
そんな珍しいお地蔵様がご本尊の矢田寺の場所はコチラ↓
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