妖怪好きには、その名を知らない人はいないくらい有名な妖怪
「酒呑童子(しゅてんどうじ)」
その首を祀り、名前も大胆にそのままな
「首塚大明神」
へと行ってきましたよ~。
妖怪のことに詳しくない人は、もしかしたら
首塚大明神という、「心霊スポット」として有名な方をご存知かも知れませんね
私も実はその口で、知り合いがあそこは怖い
「近づいてはならぬ近づいてはならぬぞぉ~」
とまるで宮崎アニメに出て来そうなお婆様のように言うので
距離が距離だけになかなか行けなかったけ・れ・ど♪
少し前に亀岡の方に行く機会があったので立ち寄ってきましたよっー
さて、噂の「酒呑童子」とは
日本三大悪妖怪の一つにも数えられ
残りの二つは、「九尾の狐」と「鞍馬の天狗」などで有名な「大天狗」なんです。
その昔、大江山という所に鬼がいて
その鬼は、都へ出ては金銀財宝を奪い、婦女子をかどわかす等の
悪行の限りを尽くしていたそうな
その鬼の名こそが、「酒呑童子」その人ならぬその鬼であり。
都の人々は大変苦しめられていたんですって
そこに、勇者王が誕生しました
一条天皇:「藤原の人達が動かんから、頼光君、きみ~討伐してきてくれんかね?」
と、源頼光(みなもとのよりみつ)に討伐を命じます
彼は、四天王という強者を従えていました
なんとその中には、あの有名な「金太郎」の成長した姿も
一説では、
関東で勃発した「平忠常の乱(たいらのただつねのらん)」に対して
朝廷が、3年がかりでも鎮圧出来なかった乱を
源頼光の弟:頼信(よりのぶ)が、すぐさま平定出来た理由として
忠常:「えっ?あの武勇伝で有名な頼光の弟が向かってる、だと?」
忠常:「兄が兄なら、きっと弟も相当の人物に違いない!降参だ!降伏するぞぉー!」
と恐れたからなんだとか
一般的には、我が子を溺愛していた忠常が
人質にされた子供のことをしり、出家して降伏したと言われていますが、
そういった逸話があったとしても、なんら不思議ではない人物だったようです
潜ると呪われるという、「鳥居」
全然そんなことはないから大丈夫で~す
現に京子はこうして何不自由なく記事を書いてます
さてさーて、源頼光氏
山伏の姿に変装して、酒呑童子の棲みかを探します
道中、石清水八幡、熊野権現、住吉明神の三神から
「神便鬼毒酒(しんべんきどくしゅ)」
という、
「鬼に飲ますと力を奪い、自分が飲むと力が増す」
という魔法のようなエリクサードリンクを授けられます
四天王と強者を従え、
神様からも助力を得られるなんて頼光凄すぎ~
その後なんとか、鬼の棲みかに辿り着き一晩の宿を頼み込むことに成功
夜には宴が開かれ、御持て成しのお礼にと
神様から授かった例のお酒を献上したところ
鬼達の力は弱まり、その間にせっせと鬼退治をする四天王と頼光+平井保昌(ひらいやすまさ)
その際、酒呑童子は今までの行いを悔い改め
首より上の病をもつ人々を助けたいと言い残したそうです。
ここから東が昔でいう山城国(やましろのくに:今で言う京都南部)だったんですね、
ちなみに、西側は丹波国(たんばのくに:現在の亀岡市)です。
成敗した首を朝廷に見せる為に、都へ帰る道中
ここ「老ノ坂(おいのさか)峠」で休憩をしていたら
道端のお地蔵さんが
「鬼の首のような穢れたものを、都に持っていくのはメッ!」
と注意されたそうですよ。
でも、金太郎は
「成敗した証拠がないと駄目なのッス!」
と首を持ち上げようとするも動きません。
熊と相撲を取るような怪力の持ち主が動かせないんじゃ仕方がないよ
ネー( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー♪
と一致団結、いざ埋めるべし埋めるべし!
として、作られた首塚がこれです。
その首塚の表側にはお社があり、
首から上の病にかかりませんように
とお祈りしてきました
側には、落雷に撃たれた木が
上の方で、「蜂?」っぽい何かがブーン♪と沢山の音が
ソロ~と逃げるように退散してきました
道中は結構険しかったりするので、靴はスニーカー必須です
夜は街灯がないので、是非ご興味のある方はどうぞ♪な首塚大明神はこちら↓です。
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