今回は、京都に来てど~しても食べたかった
「くずきり」を食べに
京都ではとても有名な
「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」にお邪魔してきました
この「鍵善」さんは、
和食でも有名な「吉野の葛」を使った老舗中の老舗なんです。
場所も、八坂神社の目と鼻の先
祇園界隈に立地しているので、常連さんも多いようです。
まさに名店ですね
その歴史は、江戸の中期と思われていたんです
でも、蔵を改修をしたときの資料から
実は「江戸初期」から創業していたことがわかったそうです。
そんな古くから続いているなんてさすが老舗ですよね。
大発見です
それでは早速、「くずきり」を食べにいってみましょう
お品書きやHPは、「くずきり」なのに
この写真や、上の写真は「くづきり」なのはなんでだろ~?
れっつご~
京子が訪れた時は、お昼過ぎ以上おやつタイム未満の時間だったので
空いていることを期待しつつお店に入ってみたのですが
見事に混んでました
それならばと、受付だけすませて店内を物色です
お土産が沢山あったので、お母さんに何を送ろうかな~
と悩むこと数分で
すぐに順番が回ってきました
早くてビックリ
待ちにまった、くずきりターイム
なハズなのに、
くずきり以外にも美味しそうなメニューが沢山あるなんて反則です
とぉ~っても悩んじゃう
それにしても、くずきり専門店だと思ってたので意外です
それにしても、味が
「黒蜜・白蜜」
の2種類もあるんですね。
今回は、黒蜜を試してみたいと思います
・・・
おぉ~
なんとも豪勢な器に入って
マイくずきりがとうとう来きました
早速いっただきま~す
ぱかっ♪と上の蓋をあけると
黒蜜の容器があって、
その下にくずきりという
中学校の時に流行った
三段型のお弁当箱
そういえば、
うどんや、そうめん、カレーライスなんかを持ってきていた人がいたのを思い出したり(笑
肝心のくずきりは、こんな形をしてるんですね~
ふとい素麺?のような、薄いうどん?のような
ではでは、
いっただきま~す!
はぐ!!
おいちぃ~
ぱくっ!!
あぁ~、おいしい
黒蜜がとぉ~~ても甘いんですよ~
その甘さもしつこくない甘さなので、ちゅるりと喉の奥まで入っていくんですよ
最初、黒蜜は少し甘めかな~なんて思っていたら、
食べていくに従って丁度いい甘さに調整されていく
という、贅沢な味の変化が味わえました
お腹も一杯になって女性には、丁度いい量だと思います
そんなお腹をみたしてくれた「葛切り」ですが
葛の根から取れるのは、1割程度なんだそうで
こんなにも大きい根なのに、約1割しか取れないなんて
とっても贅沢ですよね
そもそも葛とは、
「マメ科のツル性植物」で、花・茎・根の全てを利用出来る
とても「エコ」な植物なんです
その花の美しさは、「紀貫之」などの沢山の歌人に歌われ
秋の七草にも数えられるという、1粒で2度美味しい花なんですよ
で、肝心の根っ子は真冬に、山中から掘り起こした葛根を砕き
褐色の根が、真っ白になるまで何度も何度も洗い直すんですって
この時、採取する根は全部とらずに残しておくと
5年後にまた採取できるようになるんだとか
その場所も、子供にだけ教えるのが伝統でそうやって護り継がれてきたのが
今こうして「くずきり」として表に出てこられるようになるんですよね
そんな独自の製法で作られる「吉野の葛」
その他の用法としては、
古くから薬効としても珍重されており
更年期障害や、骨粗しょう症、糖尿病、乳がん、子宮がん等々にも効果があるんだそうです。
そんなくずきりが頂ける鍵善良房さんの場所はコチラ↓
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