明治になり「琴破(ことわり)山」から改名したのが・・・
![祇園祭の伯牙山](2010/07/17/01/2010-07-17-1.jpg)
伯牙山(はくがやま)です。
琴を・・・破る??
はいその謎を今からご説明します
![伯牙山のこま札](2010/07/17/01/2010-07-17-2.jpg)
こちらも中国の故事にちなんだ鉾になりますっ!
![伯牙山の御神体](2010/07/17/01/2010-07-17-3.jpg)
この、お人形を見ていただければわかりますが
こわーい顔をしているこのお方は
中国が韓・趙・魏に分かれる前である、「晋」時代の
琴の名手である伯牙(はくが)という人なのです。
何度見ても彼の怒りに震える目がすごい!(汗)
この写真では分かりづらいかもしれないですけど、彼は斧を持ってるんです。
ちなみに彼は怒っているんではなくて・・・
悲しんで
![伯牙山にある琴](2010/07/17/01/2010-07-17-4.jpg)
琴を壊そうとしてるんですね
![伯牙山の見送りその1](2010/07/17/01/2010-07-17-5.jpg)
去年、219年ぶりに復元新調した伯牙山の見送り(山鉾の背面)を飾る「錦織龍文(にしきおりりゅうもん)模様」
![伯牙山の見送りその2](2010/07/17/01/2010-07-17-6.jpg)
見送りではこちらが上になります「仙人図刺繍」
![伯牙山の水引](2010/07/17/01/2010-07-17-7.jpg)
水引は人物図の押絵切付です。少し人がデフォルメされてますね、カワイイ☆
![伯牙山の前掛](2010/07/17/01/2010-07-17-8.jpg)
こちらは前掛けになります~っ
う~ん・・・。
でも、琴の名手である伯牙がなぜ・・・壊そうとしているの
・・・という疑問が湧いてきます。
その理由とは・・・
伯牙は友人である鐘子期(しょうしき)の訃報を聞き悲しみに打ち震え、琴の弦を切る瞬間だったのです。
つまり自暴自棄になっちゃったというワケ・・・
![伯牙山のちょうちん](2010/07/17/01/2010-07-17-9.jpg)
琴を弾く名手が伯牙であれば、
その琴を聴く名手とでもいえる鐘子期。
2人はとっても仲のよかった弾き手と聞き手であったんですね。
知音(ちいん)
という言葉は、自分の事を分かってくれる友人の意味。
その語源はこの、2人のエピソードからきているそうです。
以後、伯牙は琴を弾くことは無かったそうです・・・悲しいお話。。
京子も見ているだけで
なんだか胸が痛いです
そんな伯牙山の場所はコチラ↓
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