今回ご紹介するのは
祗園祭(ぎおんまつり)の山鉾の1つ
孟宗山(もうそうやま)です!
孟宗山は通称『筍山(たけのこやま)』と
呼ばれるんですよ~
孟宗山のこま札
孟宗山にお祀りされているご神体
孟宗の右手には筍
そして左手には鍬(くわ)を持っています!
右手には筍、左手には鍬
これは孟宗山が筍にまつわる
中国の故事にちなんでいるからなんですね~
中国の呉の国に住んでいた孟宗には
病気のお母さんがいたそうです
心優しい彼は、母親の病気を
1日でも早く治してあげたい一心で
お母さんの欲しがる筍を探しに
雪の中を出かけて行くんですね
孟宗山の提灯
「お母さんにタケノコを食べさせてやりたい!!」
そんな気持ちで雪の中を探していると・・・
見事!1本の筍を掘り当てるんですね
その時の孟宗の喜んでいる様子を
表しているのが孟宗山の
ご神体だというワケです
孟宗山のご神体
ご神体は、七条大仏師である
康朝左京の作と伝わっていて
故事にちなんで雪を表した
綿も付けられているんですよ~
ちなみにこの話は
中国の孝行に優れた24人が記された
『二十四孝(にじゅうしこう)』に
残されています
この事から孟宗山には
親孝行のご利益があるされているんですね~
巡行の様子
ちなみに孟宗山のある町名を
笋町(たかんなちょう)というんですけれど
これは「笋=たけのこ」の
意味なんだそうです
見送り(孟宗山の後ろ面)に付けられる「孟宗竹林図」
孟宗山の町名が、笋町で・・・・つまりタケノコだなんて
ちょっぴりダジャレがきいてるんですね
こちらは孟宗山の左右の側面を飾る
胴懸『砂漠らくだ行』です♪
そしてこちらは孟宗山の粽です!
粽にも故事にちなんで
雪を表した綿がつけられているんですよ~!
孟宗山の粽
そんな孟宗山は、2000年以降では
2008年、2010年、2015年の
山一番となりました
という事で今回は祗園祭の山鉾である
孟宗山をご紹介しました~
孟宗山の場所はコチラ↓