こちらは郭巨山(かっきょやま)です
これも中国の故事に由来します。
孝行に優れた24人が記された「二十四孝」
そこに「郭巨」という一人の主人公のお話が収録されています
宵山まではこちらの常掛(つねがけ)と呼ばれるものが郭巨山にかかっています。
「郭巨」さんが出てくるお話によると
彼は貧しい生活をしいられていました・・・。
もう、食べるものも無ければ
着るものもない
それだけならいいですが・・・
郭巨にはお母さんと、三歳になる男の子までいたんだから、さぁ大変
奥さんと協力しながら頑張りますが
もう絶望の淵をさまよっていたでしょう。。
今なら役所の「相談SOS」に電話しちゃいたいところです(泣)
そんな郭巨がとった行動とは。。。
何を血迷ったか、子供を山に捨て埋めようとするんです
こちらは巡行の際に郭巨山につける左側の胴懸「花の汀図綴錦」
こちらは右側の胴懸「春雪図綴錦」
奥に見えるのが郭巨の子供。郭巨は隠れて見えませんが巡行の際は山鉾に搭乗します。
その山中で
もう、子供を埋めてしまうなんて・・・
俺の人生も終わりだ・・・
なんて思っていた郭巨・・
しかーし
ここで奇跡の逆転サヨナラ満塁ホームランが飛び出します
なななーんと、
山中で、土の中から黄金の釜を掘り当ててしまうんです。なんて強運の持ち主なんだ・・・郭巨(汗)
すごいハッピーエンド!というミラクルストーリー。
そんな奇跡の瞬間に出会える郭巨山にはラッキーが潜んでいるかもしれませんね
郭巨山の場所はコチラ↓
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